ガラスは、物質的にユニークな特性を持つ造形素材です。特に、光学に関する性質は他の素材とは大きく異なり、造形の中で光や見る人の視線を素材として扱うことを可能にします。私はこの光と視線をテーマに、「みること」に纏わる諸々をもとに制作をしてきました。「みること」への興味は、生物としての、また人間としての自分、そして自分を取り巻く社会へと向かい、その連想と空想は今も尽きることがありません。私にとってガラスは造形素材であり、また思考を促す素材でもあるのです。
そして私の作品は、私にとっては興味と思考の備忘録のようなものですが、それらを見た人には、同じように連想と空想が広がるものであって欲しいと願っています。
ガラスは、物質的にユニークな特性を持つ造形素材です。特に、光学に関する性質は他の素材とは大きく異なり、造形の中で光や見る人の視線を素材として扱うことを可能にします。私はこの光と視線をテーマに、「みること」に纏わる諸々をもとに制作をしてきました。「みること」への興味は、生物としての、また人間としての自分、そして自分を取り巻く社会へと向かい、その連想と空想は今も尽きることがありません。私にとってガラスは造形素材であり、また思考を促す素材でもあるのです。
そして私の作品は、私にとっては興味と思考の備忘録のようなものですが、それらを見た人には、同じように連想と空想が広がるものであって欲しいと願っています。
Tomsuma Alternative氏の「てのりごちさん」
「風景装置」
石川県能登島ガラス美術館 2021年
写真:柳原良平