
こんにちは。
急に秋が深まり葉の色が変わり始めましたね。
今回の投稿は、先日行われました竹村良訓さんの特別講義についてです。
ちょこっと竹村さんについて説明しますと、
武蔵野美術大学で木工と漆芸を学びながら陶芸に出合い
東京芸術大学では金継ぎなどの保存修復作業を技術とし
て習得。たぐいまれな色づかいと美しい形の器を作陶し
続ける陶芸家です。文化財修復などの修復家としての顔
も持ちます。
今回も研究所の学生だけでなく外部からも講義に参加してくださった方もいました。
穏やかな喋り口調の竹村さん。中神先生の絶妙な質問やツッコミもあり、心地よい
テンポで講義は進んでいきました。
こちらが、竹村さん。
大変売れっ子な竹村さんは、昨年4500個ほどの作品を制作されたとのこと。
柔らかく綺麗なフォルムでカラフルですが落ち着きのある作品はお店やお家で
大変重宝されるのだなあと思います。
「使い勝手を考えすぎることなく作る器。」
「使い勝手を考えすぎることで失われていく自由な発想。」
「より自分らしく自由な発想で。」
「テクニックに偏りすぎずに。」
「釉薬で形に色が付くことは、まるで形が服を着るかのように感じる。」
「形が出来上がり、その形に似合う服を着せる。」
陶芸で使われる釉薬の調合はご自分でされているそうで、
日々研究をし続け、色数は日に日に増えているそうです。
これはまるでクローゼット中に沢山の洋服を収納し、い
つでも取り出せるようにしている様なことだそうです。
なるほど!
釉薬はガラス質。色ガラスの成分との共通項も多々あり、
大変興味深いです。
学生にとっても教職員にとっても、また違う角度から器作りを
考えることができた素晴らしい機会でした。
竹村さん有難うございました。
次回の特別講義は以前悪天候のため延期となりました佐々木愛さんのレクチャーです。
11/13(火)17:00〜19:00です。乞うご期待!!
(宮本)
コメントする