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キルン1 講評会


今日はキルン1の講評会です。
今回の課題は「フュージング、スランピングの技法を用い、板ガラスを使って独自の表現を探る」です。
フュージング(Fusing)はガラス同士を電気炉の中で溶かし合わせる技法、スランピング(Slumping)はガラスを型に沿うように熱と重力で曲げる技法です。

どれくらい溶着するのか、どれくらい曲げるのかはガラスを焼成する温度や時間によって左右されます。そこを見極めていくのが今回の技法の醍醐味です。

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こちらの作品は青い板ガラスと透明度の高い板ガラス交互に重ねて溶着し、あとから形を削り出すことで面白い効果が生まれています。
また、光の当て方や見る角度によって様々な色に見える特殊なガラスを使っている意欲作です。


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こちらの作品はスランピングの技法で変形させたガラスを水の中に沈め、そこに溜まった空気の形を見せる作品です。
型に沿って変形したガラスの形状にさらに沿って形を変える空気。その関係性がとても面白いです。



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こちらの作品は竹細工の籠からヒントを得て制作しました。当初は入れ物のような形になる予定でしたが壁からガラスが飛び出すように展示したことで、「入れ物」というイメージから開放されて素材の魅力が際立っていると思います。

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今回の課題は皆苦戦していたように思います。
課題1や2は自分が思い描くデザインにガラスに置き換え、ガラスを御するという意味合いが強い課題でしたが、今回の課題はガラスをよく観察し、見極め、ガラスに寄り添いながら制作するという意味合いが強く、
前回までの課題のイメージでそのまま制作に取り組むとガラスの予想外の動きや表情に翻弄されてしまいがちです。思い通りの形にならず悔しい思いをした学生もいたのではないでしょうか。
ですがその素材(ガラス)の観察がとても重要で、たとえ自分の思い通りの形にならなくても、人の想像を超えたガラスの姿がそこにあるのかもしれません。大事なのはそれを失敗と捉えるか、発見と捉えるか、です。
ガラスをよく観察して素材としての強さや面白さを考えて、つくってみて、また観察して、考えて・・・そういったガラスとの対話の繰返しの中で見えてくることはきっとあるはずです。
ガラスとしっかり向き合ってガラスの良いところ、面白いところをたくさん見つけて、いっぱいワクワクしながら次の課題も突き進んでいってくださいね。(K)

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