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11月14日 パブリナ・チャンバロバ氏 公開講座


今年度のアーティスト•イン•レジデンス作家、パブリナ•チャンバロバさんによる公開講座が行われました。滞在制作が始まり早くも4週間が経ち、富山ガラス工房や研究所の環境に大分慣れてきました。ホットやコールドワークの授業ではデモンストレーションが行われ、エングレービング技法が紹介されました。また、授業外でも学生との面談やチェコにおけるガラスについての話を伺う機会が多くありました。
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現在パブリナさんは、オーストリア、ロブマイヤー社のエングレービング作家、兼個人作家として活動を行っています。国内外でのワークショップ講師や招聘作家活動を行うなど国際的にご活躍されています。今日の講座では、作品紹介と制作概念、また現在進められているプロジェクトについてスライドを交えながら説明して頂きました。
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これはパブリナさんが生まれ育ったチェコの小さな町です。小さな頃から石の収集が好きだったこともあり、15才から宝石のカット技法を学び始めました。その後、ノヴィ•ボルという町で3年間ガラスエングレービング技法を学び、オーストリアのロブマイヤー社に入社しました。現在は、ロブマイヤー社のアトリエで、勤務後や週末に自身の作品制作を行っています。
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パブリナさんの1つの作品シリーズとして、被せガラスに肖像画を彫るものがあります。被せガラスとは、透明と色ガラスが層でできているガラスのことです。色の層を削ることによって陰影を表現しています。
肖像画の作品は"人生の変化"をテーマとして制作しています。人生に希望を持つ人、変化を好む人、避ける人、様々です。外見のみではなくこういった内面を捉えて表現するように心掛けています。
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"日常の世界"や"人間関係"をテーマとして自身が抱いた感情や思いを表現した作品です。"パーティー"というタイトルの作品は、ダンスをしている人々を1つの空間に閉じ込めた作品です。フィギアの部分にカラフルな色が施されています。エングレービングが施されたガラス表面に着色するという試みは新たな展開です。
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エングレービング作家第一人者であったイジィ•ハルツバさんは、パブリナさんの師匠でもあり、ご友人でもありました。昨年他界され、後継者のないハルツバ邸の維持を目的としたプロジェクトが進んでいます。ハルツバさんは、パブリナさんの作家人生において重要な存在であったと言います。素晴らしい技術を持ち、自由で勢いのある表現をされていたハルツバさんに師事し、またワークショップでは一緒に教えるなど、パブリナさんは後世にエングレービング技法を伝承する存在になりつつあります。
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チェコ、ハラホフに位置するハルツバ邸一部のコールドワークアトリエは、世界最古にあたるそうです。将来、建築物の一部を、美術館や若い世代の作家のために制作場所として残す予定です。
最後に、このプロジェクトのために制作された"イジィ•ハルツバの家"というタイトルの映像が流れました。
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まだまだパブリナさんの"新しい出会い"をテーマとした制作は続きます。パブリナさんが富山に来てから出会った地元住民の方の肖像画をエングレービング技法を用いて制作しています。11月18日から開催される展覧会が楽しみです。素敵な講義ありがとうございました!!!(E)

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