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秋のワークショップ:1日目


待ちに待った秋のワークショップ2014がやってきました。今年度の特別講師は、チェコ出身のマルティン・ヤネツキーさんです。

マルティンさんは、吹きガラス彫刻作家として第一線で活躍されています。13歳からガラスを始め、その超絶の技術と素晴らしい作品で世界中のワークショップなどに引っ張りだこです。そんな世界中を駆け巡っているマルティンさんがTIGAに9/21にやってきました。これからどんなワークショップになるでしょう。とても楽しみです。

今回は、マルティンさんだけではなく、チェコからオンドラさんとマレックさんがアシスタントとして来日しました。アシスタントの人の動きからも学ぶことは多々あり、さらに実り多きワークショップになりそうです。

初日の朝は、マルティンさんのスライドレクチャーから始まりました。マルティンさんは一体どのような作品を制作されて、どこから作品のインスピレーションを得ているのでしょうか。

マルティンさんの作品は、多くが人物像です。それは、ある種のマルティンさんの自画像だからだそうです。作品も等身大くらいの大きさだそうでとても大きいです。人物の他にもバイオリンなどの楽器も制作されているようです。その楽器も2m近くなるそうです。作品のインスピレーションは、マルティンさんが様々な作家のアシスタント(ウィリアムモリスさんなど多くの著名ガラス作家のアシスタントをされていたそうです)をした時に得た知識や経験から、そして絵画作品などからの影響もあるそうです。しかし、よくスライドレクチャーをしていると作品のコンセプトなどを聞かれるそうですが、マルティンさんにとってはコンセプトというよりも作品制作のプロセスが大切だそうで、コンセプチュアルな作品を制作している訳ではないとお話されていました。作品だけではなく、作品の元になるドローイングなどのスライドも紹介していただきました。

スライドでの作品の写真はほとんどがマルティンさんご自身で撮影されているそうです。スタンダードな作品の全体像がわかる写真から作品の魅力が一番に表れるアングルの写真など、作品の写真撮影の仕方も勉強になりました。

そして、マルティンさんはアシスタントがいないと作品はできないから常にアシスタントに感謝しているし、彼らが気分良くアシストしてくれる環境をつくっているとお話されていました。

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スライドレクチャーのあとは、ホットショップに移り、デモを見ます。

本日のデモは、午前は人の首像、午後は手となります。
作品をつくるのには、様々な見たことのない道具をたくさん使用します。この道具は、内側から形を押し出したり、外側からくぼませたりする道具で、特注で制作してもらったそうです。
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デモは、みんな初めて見る驚きの手法で、目が釘付けです。前のめりになって見すぎて炎に気づかない学生もいました。みんな気をつけましょう。

マルティンさんのような吹きガラスでの彫刻造形をやる上で2つ重要なことがあるそうです。1つ目は、ガラスの肉厚。2つ目は、熱まわりだそうです。マルティンさんの動きはとても素早く、1回でのヒートでやる仕事の量が明確です。そして、アシスタントの人のフラッシュやヒートのガラスへの熱量が的確です。マルティンさんの造形美のこだわりがとてもすごいです。ここまでこだわり、繊細につくる吹きガラス彫刻は初めてみました。マルティンさんはデモ始める前にアシスタントの人とミーティングをして、すべての流れを説明するなど、実際のデモ以外ことからも学ぶことが本当に多いです。
デモは真剣ですが、いつも笑顔を忘れず、デモを見ている私たちにも気を使ってくれるマルティンさんで、本当に素晴らしい作家さんだと感じました。
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DSCF7418.JPG首像のキラキラとなっている感じですが、重曹をぱらぱらとかけてアンティーク調の味わいを出すためにやっているそうです。

ワークショップ一日目で、"すごい"の連続のデモは何時間見ていても飽きることなく、学ぶことがたくさんあります。これからどのようなデモを見ることができるのでしょうか。そして、学生たちはどのようなことを学んでくれるでしょうか。

(R)






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