本日はステンドクラスの講評会。




半年間の成果発表であります。
学生は八田先生とディスカッションを繰り返し、各自のプロジェクトを進めてきました。
しかし、今年度は八田先生の発した「お茶室作らへんか?」の一言からステンドクラス皆を巻き込んだ、とんでもないプロジェクトが始動したのでした!
デザイン案を皆で出し合い、設計、材料発注、組み上げ、そしてお茶会までを約2ヶ月で行なう怒濤のプロジェクト。
設計や構造計算は学生が大学時代に習ったことを活かし、材料調達、組み上げは夏休みを返上して皆で取り組み、数々の失敗とアクシデントに見舞われながらもなんとか今日を迎えることができました。
以下は作業風景。
ひとつのプロジェクトチームとしての作業を学びます。

そして完成!!
見事な茶室が組み上がりました!

そして講評会。
お茶室プロジェクトで多忙の中、みんな何とか形にしました。

学生はこれからの制作のスタートになるような可能性を含んだ作品が並びました。
完成度はまだまだですが、これから頑張っていきましょう!
次はいよいよお茶会です!
みんな茶事は初めてですが、見よう見まねで準備中です!
いよいよお茶会が始まりました!所長をはじめ、事務の方々、教授、講師、学生が集まり、全6席約60人にお茶を振舞いました。亭主は私、横山が務めさせていただいております。学生の中には気合いを入れて着物を着てきてくれた学生も。

お道具も茶筅以外、全てガラス製です。
この秋から新しくホットワークの講師を務めるエイミーさんとご家族も飛び入り参加!日本の文化を楽しんでおられました。足のしびれも初体験だったのではないでしょうか。
暗くなりライトアップしたお茶会はさらにいい雰囲気に。

初めてお茶会を企画し、準備から本席まで行ないました。
終始急がしく、全席終わったころには皆、へとへとになりましたが、参加してくださったお客様の反応を見ていると一段とモノ作りの楽しさと、お茶会という伝統の深さとおもしろさを痛感できたのではないでしょうか?
お茶を習いたいと興味を持った学生も多く、とても有意義な催しだったと感じています。
木を切ったり、穴を空けたり、ネジを止めたり畳を作ったり。。全ての事が初めてという学生も多い中スタートしたこのお茶室プロジェクトは「絶対に完成しないだろう」という先生の予想を打ち砕かんとの気持ちで進めました。皆忙しい中、最初は2人だった人数も次第に増え、期限が迫るにつれて目つきが変わり、機械や道具も自在に使いこなす成長っぷりを見ていると感涙でした。いいチームだったと思います。
来年、ステンドクラスはどうなるか全く分かりませんが、今回のプロジェクトを見た学生はもっと大きく飛躍してくれるでしょう!やれば何でもできる!
この勢いで卒制、美術館展示に望みましょう!
本当にお疲れさまでした!(Y)
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