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2013アーティスト・イン・レジデンス事業が終了しました。


10月21日から始まり、6週間に渡って行われたアーティスト・イン・レジデンス事業が12月3日に無事終了いたしました。今回、アメリカ出身のガラス及びミクストメディア作家ベン・ライト氏が研究所に滞在しながら制作活動を行いました。滞在期間には作家紹介のための公開講座や公開制作、成果発表の場である作品展覧会が開催され、学生をはじめ多くの方々との交流を図ることができました。
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以前、生物学者としてご活躍されていたベンさんですが、今回、滞在制作の作品展覧会では、人間と自然が共存する"生態系"をテーマとしました。メインの作品は、富山の生活を通して出会ったお米、盆栽、日本海の海水、神通川の河川、動物や菌類、餅、生活で不要となった廃棄物などをガラスと組み合わせた人間と自然がお互いに相互作用するエコシステムを表現したものです。この展示空間には"時間"という枠組みが加えられ、来場者の方々に時間の経過によって変化する生態系の循環システムを直接体験していただく場となりました。"米と人間"の共進化に係わる作品が展示会場に数点並びました。
ベンさんにとって、レジデンスハウスの周りに広がる美しい田園風景から受けた感動と、米を主食とする日本文化の影響はとても大きかったようですね。
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展覧会のオープニングでは、"泡庭"というタイトルが付いた生態系の一部となるパフォーマンスも行われました。富山における生活を元にして制作されたその作品には、富山各所の美しい自然が、ベンさんの感覚を通した形で作品に活かされています。続いて来場者の方々にも生態系の一部となる体験を楽しんでいただきました。
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ファンタスコープの作品は、"米と人間"が共に進化してきた変遷が3つのテーマで表現されています。それは、米細胞の進化、近代までの農耕の歴史、色の異なる稲を用いて田園に表現された絵画というテーマで分類され、鑑賞者自身が円盤を回転させ、壁に映写されたアニメーションによって変遷を理解する作品でした
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展覧会開催後には、時間によって変化する作品のデータ収集と同時に、学生との個人面談や制作の指導などに引き続き携わっていただきました。今年度のレジデンスプログラムでは、ベンさん自身のご意向にもより、学生や地域の皆さんと交流する多くの機会や場をもつことができました。この成果が滞在期間終了後も作品だけでなく様々な形で残っていくと考えます。この6週間、ご協力してくださったガラス工房のスタッフの方々、研究所の先生、学生の皆さん本当にありがとうございました。そして私達に制作に対するエネルギーを与えてくださったベンさんに心より感謝したいと思います。ありがとうございました!! (E)



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