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造形科1年生 ホットワーク1講評会


 4月に入学して早いものでまもなく6ヶ月が過ぎようとしています。ホットワーク1では初めての講評会です。
名前のわからない道具にとまどい、溶けたガラスの予想以上の熱さに驚いていた1年生も少しずつガラスという素材に馴れてきたようです。

 ホットワークの最初の課題は「同じ形ー並べる、重ねる、配置する、続いていく...」ということでシンプルな同じ形を、練習もかねてたくさん制作しました。

 今日はそれらを思い思いの方法で展示しています。

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 実家の居酒屋で使うための焼酎グラスを作った学生は見事にお店のカウンターも再現!
グラスには持ちやすいように、と少しくぼみをつけています。実際にお客さまにも使ってもらい色々な意見をもらえたそうです。「氷を入れてマドラーでかき回すと良い音がするよ」という声もあったとのことで、講評会でも実際に試してみました。確かにくぼみのないグラスとは音の鳴り方が違います。お客さまから教えてもらえるなんて、課題を通して貴重な経験ができました。


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 こちらの作品はピンブローという技法で制作しました。竿に巻き取ったガラスのかたまりに金属の棒で穴を開けて、その穴をふさぐように、細く成形して湿らせた新聞紙をあてます。そうすると蒸気の力でガラスをふくらませることができるのです。
 彼はこの作業中にガラスを無理やり自分のしたい形にするのではなく、自然に任せてできる形の面白さを発見しました。
そして、器として使えるように底を平らに加工してみたけれど、重さのバランスが悪くてみんなコロンと傾いてしまうのですが、そんな様子が愛おしいとも語っていました。



 ホットワーク1の講評会ではまず作者が作品について説明をします。他の学生は色んな角度から作品を眺めたり、持ってみたりして自分が感じたことを発表していきます。
 タイトルや制作方法についての質問がでることもあります。こんな使い方もあるよね。こんな見せ方もできるんじゃない?と様々な意見をもらうことができます。
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 1年生の初めての講評会では展示方法まで手が回らないことが多いのですが、照明の効果を生かしてガラスの美しさを引き出している作品も見ることもできました。
 自分の理想とするシャープなラインを、今の自分の技術では作ることができないという問題点をコールド加工で削ることで克服しています。削ったことでガラスの違った表情を見つけることもできました。あきらめずに理想に近づける努力が素晴らしいです。





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「雨の日」というタイトルの作品です。静かな雨音が聞こえてきそうです。
 吹きガラスの技法で制作すると作品の底の真ん中にポンテ跡と呼ばれる少しえぐられたような跡が残るのですが、その部分を逆に生かして水滴がぽとんと落ちる情景に見立てているそうです。
 他にもやってみたい展示プランがあったとのことなので、ぜひ次の機会にチャレンジしてみてください!






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 一緒に制作をしていても、クラスメイトがどんな思いで作っていたのか知らなかったことも多かったと思います。講評会の場で終わらせてしまわずに、これからも積極的に意見を交わしてお互いに刺激し合っていきましょう。(A)

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