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基礎造形立体の前期講評


夏休みも終わり、次々と前期のクラス講評がありました。特に1年生は9月の第1週目は毎日講評がありました。みんな寝ずに作品の追い込みを夜遅くまで学校に残ってやっていましたね。お疲れさまでした。

基礎造形立体の講評は、9/6(金)の午後に行われました。さて、どんな作品を学生は見せてくれるのでしょうか。夏休みの開所の間は、彫塑室は開かずの間でしたが、みんなの作品はどのように仕上がったのでしょうか。わくわく。

クラス講評の課題は、3つありました。メインの講評は、③の抽象造形作品です。
①授業で制作した石膏首像に合う台座を制作し、首像を完成させる。
②後期の授業のシリコン型で使用する石膏原型を制作する。
③30cm角以上の抽象造形作品を制作する。

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講評会が始まりました。最初に学生が作品の制作意図を説明し、先生や他の学生がコメントや質問をしていきました。

先生もおっしゃっていましたが、みんな、もっと意欲的に制作しましょう。一夜漬けで出来る程、作品制作は甘くはありません。なにかを表現しようと思ったらどんな形であれ真摯に取り組まなくては!。数人の学生の作品は、時間をかけてよく考え、いろいろ実験して苦戦していたので、完成度はさておき、今後、発展できる可能性のある"熱"を感じる作品に仕上がっていました。しかし、大半の学生は、""表現するとはなにか"もう少しよく考えましょう。

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この四角の石膏の立方体には、鋸の跡がついています。この学生は、首像の台座を作るときに鋸で石膏を四角に成形していたら、その跡に美しさを見いだし、興味を持ち、このテクスチャーを作品の中に取り入れました。この学生は自分の中で美しいと思うものを探求しています。美意識というのは、一人一人違います。つるんとした表面が必ずしも、美しい訳ではありません。どんな形、質感が自分にとって美しいか魅力的か考えてみましょう。

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この学生は、鋸の跡に興味を持った石膏の立方体を制作したのと同じ学生です。風船の中に石膏を流し込み、独自の方法でこの形を作りました。制作したら、本物の卵の殻の様になったのに驚いたそうです。素材への新たな発見に関心をよせていました。これからどんな展開になるか楽しみです。

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この学生は、手のリースを制作したいと作品をつくりました。手の型取りがうまくいかず苦戦していましたが、その過程でいろんな質感の石膏の手ができました。彼女自身は、型に石膏が入らなくてぼろぼろになりましたとコメントしていましたが、一人の学生が完璧だったら面白くないよと意見しました。自分が失敗したと思っていてもそれによって見つけられる発見もあるんですね。制作とは、その連続かもしれませんね。

20130909-03.jpgさてこれはなんでしょう。実は、笛なんです。息で吹く笛ではなく、外において風の力などを利用して音が鳴る笛です。機能するかは分かりませんが、石膏という素材に試行錯誤した作品です。自分の息では、音はなりませんでしたが、吹いてみました。
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この作品は、形と光と影の量感を追求した作品です。制作する過程でどんな作品を制作したら良いか悩んでいましたが、その結果生まれてきた作品です。先生も評価していました。

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この学生は、全身を石膏で型取りし、体が地面にとけているような作品を制作しようと考えました。しかし、石膏取りが思ったより難しく講評時には型だけになってしまいました。でも、当初表現しようとしていたことや制作の過程は評価されました。いつかは、本当にやりたかったことを作品として見せてください。

20130909-06.JPG展示の仕方を考えた学生の作品もありました。いちょうの木に展示され、上下して動いている作品です。まだまだ課題のある作品ですが、彼女が表現しようとしていることが明確になっている作品でした。近くでみるとこんな形の作品が吊るされています。

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先生に言われたことをもう1回よく考えて、制作するとはどんなことなのかよく考えましょう。後期は、ギャラリーでの展示もあります。みなさん、気合いをいれていきましょう!。(R)

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