さてお次は、アメリカに続きチェコの交換留学に行っていた研究科1年生の常盤耕太さんです。TIGAの学生は、海外に精通していますね。すごい!。
常盤さんは、2013年3月から6月までの3ヶ月間チェコのプラハにあるAcademy of Arts, Architecture and Design in Prague (以下AAAD)のApplied Arts科のガラスコースに交換留学をしていました。AAADからも学生がTIGAに3ヶ月間学びに来ました。この学校で教鞭をとられているRony Plesl氏は2011年の春ワークショップにTIGAに教えにきてくれました。ロニー氏のワークショップは過去のブログを見て下さい。
左の建物がガラスコースの入っている建物です。趣きがあって素敵な建物ですね。この建物の4階のちょうど明かりのついている場所がガラスコースの教室や施設がある場所です。右の写真は学校近隣の写真です。歴史と文化のある都市プラハで学ぶというのはとても刺激のある良い環境にある学校ですね。常盤さんは、AAADでどのようなことを学んだり見てきたりしたのでしょうか。

ガラスで制作するプランを先生方に伝えようとする時も日本にいる時のようにはいきません。プランを英語で書き、絵を描き、自分の意志を伝えるための工夫が必要です。常盤さんは左のような紙を用意してコミュニケーションをとっていました。そして、遂にガラスが手に入り、ガラスで制作をしていくことになります。

右の写真は、常盤さんの講評会の作品です。3ヶ月の集大成としてこの様な作品を制作しました。講評会前はみんな協力して、展示をしていきます。ガラスコースの講評会は1日目に作品を展示し、先生方が採点し、次の日にその点表が学生に知らされるという形です。

講評前はみんなで協力して、展示をします。TIGAでも講評前はみんな一丸となって頑張っています。どこの国でも同じなんですね。
ガラスコースの講評会展示風景は左の写真です。学生それぞれいろいろな作品を制作していますね。そして、他の学科やコースの講評会も見てきました。

学校だけではなく、いろんな場所にも行ってきました。チェコはやっぱりガラスのキャストで有名な国だけあって、注文通りの色を作ってくれるバニャスという会社があります。色サンプルだけみても心が弾みます。そして、デザイナーやアーティストのドローイング通りにガラスを鋳造し、研磨までしてくれる場所もあります。作品自体は制作途中ということで、少し写真を加工してあります。

そして、懐かしい顔をお見かけしました。現在、コールド担当のチェコからのスタニー先生の前任の先生のラダさんとお会いして、いろいろ案内して頂いたそうです。左の写真の右の女性がラダさんです。左の方は、ボヘミアンガラスが衰退した時に立役者になったすごい方だそうです。そして、右の写真はラダさん親族です。常盤さんは、ラダさんにいろいろな場所に連れていってもらって刺激をもらったようです。チェコの話を常盤さんから聞きましたが、最初のガラスをどこで買ったら良いかという状況も今では良い経験になったのではないでしょうか。作品もそうですが、考え方も多いに良い影響を吸収してきたようです。これからの作品を楽しみにしています。(R)


