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学校ブログ [ 特別講義の最近のブログ記事 ]

ガラス作家藤掛幸智さんの特別講義がありました!

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藤掛さんは愛知県出身。
秋田の短大、愛知教育大学、瀬戸市新世紀工芸館、金沢卯辰山工房など色々な所で制作を続け、現在愛知県にて独立し制作されております。
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また、コンペなどにも積極的に出展し多く受賞、収蔵されています。
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これまで所属して来た場所で、どういったことを勉強し、どんな先生に教わって来たか秋田時代からから説明してくださいました。
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学校、工房によって設備も溶かしているガラスも全然違います。
藤掛さんの現在の制作は温度、タイミングがとても重要。
グローリーホール、溶解炉、徐冷炉の位置が違うだけで作品に大きく影響します。
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こちらはこれまでの作品紹介。
主に吹きガラスで制作されてきた藤掛さん。
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こんな素敵なプロダクト作品なども!
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こちらは現在制作されているシリーズのもととなった作品。
これだ!と思う作品が生まれるまで、たくさんの実験や失敗があったようです。
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学生でもプロでも、ものづくりにおいてその悩みは尽きないところ。
それを乗り越えて納得いく作品ができたときの喜びもまたものづくりの魅力に思います。
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キルンワークとホットワークを組み合わせた藤掛さん独自の技法で制作されたこちらの作品。
現代ガラスの新しい表現として世界からも注目されています。
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見れば見るほど不思議で引き込まれます。
ガラスの可能性は本当に作家の数だけ存在するのではないかと思います。
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こちらは藤掛さんの工房。
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機材をどうやって揃えたか、独立にあたっての費用についてなど説明してくださいました。
学生、職員一同興味津々!勉強になります!
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こちらの窯は特注の藤掛モデル!上開きの横開きの色んな所にこだわりたくさんのとにかくうらやましいしかっこいい窯です。
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加工室も!
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そしてなんと制作時アシスタントは藤掛さんのご家族がされるそうで、そのエピソードもなんだか微笑ましいというかとても楽しそうでした。
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最後は最近の国内外での展覧会について。
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あれ!?松藤先生の作品!!?
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息子さん!(か、かわいい...!)
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そして今回なんと実際に作品を持って来てくださいました!
学生も職員も興奮!!制作プロセスに対する質問にも丁寧に答えてくださいました。
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とても有意義な講義でした。
藤掛さんありがとうございました!!!
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次回は是非研究所で公開制作をお願いします!(W)

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本日の特別講義は、
話題のオンラインショップ、SCOPEの代表取締役、
平井千里馬氏をお招きしました!

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「SCOPEってどんな会社なのですかー???」
ご質問にお答えしましょう!

SCOPEとは、平井氏が2000年にオープンしたオンラインショップ(www.scope.ne.jp)で、
「30年後も価値のある物」を念頭に、
日々の生活で使うテーブルウェアや、家具をオリジナル商品として開発している会社です。



1日のアクセス数は1万、1月の利用者数は約1万人、
フェイスブックのフォロワーは30万人という脅威の数字をたたき出しています。
(2015年統計なので、本年度はもっともっと増えていそう。。。)

ホームページや、ブログの写真が本当におしゃれで素敵〜〜〜〜
思わず欲しいっっとオーダーしたくなる商品がいっぱいなのです!



そしてSCOPEの強みは、何といっても別注アイテム!

フィンランドのオイバトイッカのデザインした
イッタラ社「バード&エッグ」シリーズなどの人気アイテム。

世界中にコレクターがいるこれらの商品を、ただ輸入販売するだけでなく
SCOPEオリジナルにして別注商品を作ってしまうのです!
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これは平井氏が集めたヴィンテージの「バード」たち↓

20160912-9.jpgこのヴィンテージバードを300個ほど集めたことをきっかけに
平井氏はどんどんバードが好きになっていったのだそう。

フィンランドのオイバ・トイッカと出逢い、
彼の家に招かれたときに
「一緒にバードを作りたい」という話になり、
それから一緒にガラス工房に行き、
オイバがガラス職人に指示を出しながらバードを作っていくなかで
色んなリクエストを出し、ついにSCOPEオリジナルバードを完成させたそうです。



こちらはトヨタ本社の中にあるSCOPEで借りているマンション↓
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借りるにはものすごーーーーい高い物件なのだそうですが、
そこにSCOPEの商品をぜーんぶ持ち込んで朝から晩までスタッフで生活して
商品の使い勝手や、新しい使い方を生活の中で検証しているそう!

「リアルな生活風の写真を使ってはだめ。リアルな生活をする」ことで生まれる商品への説得力!

SCOPE商品を使って、どう生活の中で使えるかを会社のスタッフが知っているということは
本当に大事なことなのですね!

「僕らはユーザーの代表である」と平井氏が言う通り、
こんなふうに考え方を「ユーザー視点」に切り替えてから
売り上げが30%アップ、70%アップとどんどん増えていったそうです。

ここまで徹底した会社はなかなか見られないのではないでしょうか?



これは、パラシュート素材を使って作られたスーザンベルのエコバック↓
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実は10年前にものすごーく流行ったもので、ものすごく丈夫なバッグ。
10年たった今でも熱いファンがたくさんいて、その復活を待ち望んでいたそうです。

そんな「いい物なのに、今ではどこを探しても買えないモノ」を
お客様の熱ーいリクエストにより、SCOPEで扱うことにしたのだそう。


SCOPEでは、そういったお客様との直接のやりとりをとても大事にしています。
そんなやりとりはホームページの掲示板で行われていて
実はこの掲示板、SCOPEのホームページの中で一番アクセス数が多いんです!


「どんなツールも使い続けること」
平井氏は、お客様のダイレクトな声をとても大事にし、
どんなに長文でもしっかり回答しているそうです。

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これはフィンランドのアルテック スツール60↓
実はある方が10年かけて集めた約200脚を手放したがっていたのだそう。
平井氏は、なんとその200脚全てを一気に購入したのだそうです。
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このスツールも年代によって、椅子に使われている塗料が違っているらしく
1930年代に作られていたリノリウム製のスツールが一番しっくりきたんだそうです。

というのも、リノリウムという素材は、天然素材であることから
木材との相性が非常に良く、
木が劣化するのとともに、リノリウムも味わい深く変化してくれる。

別の塗料だとこうはいかず、
木は劣化するのに、コーティングはピカピカ、、、
というミスマッチな結果に。

SCOPEではそのリノリウム仕様を活かし、18カラーの別注商品を販売しています。

「こどもが生まれたときから愛用し、
こどもが巣立つときに持っていく」


50年〜80年後の変わっていった椅子の姿を知っている平井氏だからこそ、
時間を重ねた後に、その商品がどんな味わいになるのか
自信を持ってお客様にお伝えできるのですね〜




こちらはパラティッシ オーバルという1968年に
カイアピアネンがデザインしたお皿です↓
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アラビア社では一時、会社の経営危機により、従業員数を減らし、
このお皿も廃盤になってしまったのだそう。

再び生産することにはなったものの
生産効率を考え、楕円だったお皿を丸型にしてしまったんだそうです。

SCOPEでは「やっぱりどう考えても楕円がかっこいい!」
ということで、オリジナルデザインのオーバル型を別注したのだそう!

今ではフィンランドでもオーバルのこのお皿を見ることはできないのだそう。

平井氏の熱い想いで、
遠く離れた日本でオーバル型を復活させることができたなんて
本当にすごいことです。


SCOPEのブログでは、こんな風にいつも美味しそう〜な
お料理を盛りつけて提案されています。
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今回はこのブログに書ききることのできないくらい
本当にためになるお話をたくさん聞かせていただきました。

一番印象に残った言葉は
「本気でやろうと思ったらリスクを背負わないとできない」
「死なない関ヶ原なんてありえない」
「一族全員打ち首って言われたら、きっとすごいことができる」
という平井氏のお言葉。

こちらに書くことはできないのですが
リスクの背負い方が、もはや誰にも真似できないレベルで、
会場が騒然となりました。






この学校の卒業生の方もレクチャーを聞きに来て下さいました↓
パチリ!
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お二人とも素敵な表情!
いい写真ですね〜!!!

平井氏は今回のレクチャーのために、
たくさんのヴィンテージガラスを持って来てくださいました!
こっそり値段を聞いてしまいましたが
手に持つのもドキドキするような、とても高価なガラスたち〜
この惹き付けられるような赤の発色は
本当にきれいでうっとりしました〜

学生達も、普段なかなか見れないお宝を前に、
なかなか離れられない様子でした。



たくさんのエピソードや、実践で体得していった
重みのある言葉や考え方は、学生だけでなく教職員にとっても
非常に刺激的で学びの多いレクチャーでした。
平井千里馬さん、ほんとうに素晴らしいレクチャーをありがとうございました!!!

                                                                                                                                                 (I)


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229日冨樫葉子氏の特別講義が行われました。現在冨樫氏は、宮尾洋輔氏と2010年に設立した宮冨ガラス工房を経営しながらご自身のガラス作品やコミッションワークの制作を行っています。


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武蔵野美術大学で油絵を専攻し、卒業後油絵の平面的な作品の中にガラス素材を加えたいという思いから富山ガラス造形研究所で学び始めました。卒業後も研究所に留まり、吹きガラス担当の助手として3年間勤められました。東京藝術大学のガラス科開設における工房立ち上げにも携わられました。

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ガラスへの映りこみやイリュージョンなどガラスならではの効果に魅力を感じ、鑑賞者が動くことによって作品の見え方が変化するような作品制作を始めました。


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ガラス工房の周りは自然が豊かなようです。現在の工房で生活をするようになってから自然環境、家族関係や幼少期の思い出などをテーマに制作するようになりました。植物をテーマとしたピンブローチなどアクセサリーも手掛けています。

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年ほど前から植物をテーマにした作品のシリーズを制作されていますがどのような思いで作られているのでしょうか。
まずは、植物がもつ規則正しい構造や雨や風で風化していくはかない光景に魅力を感じていらっしゃいます。植物や木の偉大さとそこから感じられるエネルギーを表現すること。また吹きガラス技法を用いるからこそ生まれてくる"息を吹き込むことによってできる自然な形"を活かすことを意図しています。

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吹きガラスの技術向上だけに留まらず自由な表現の可能性追い求めています。植物の繊維をラフなレース模様で表現したり、自由なフォームを大切にしていらっしゃいます。

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工房を共同経営しているパートナーの宮尾氏の作品も紹介されました。
大きな板ガラスを用い、重力で自然に曲がったガラスのラインが大変魅力的です。ガラスを曲げる際には型を使わず、制作する作品ごとに電気炉の構造を変えて数回の焼成を行い完成させています。


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お二人が共同でデザインし、制作される受注制作や工房のプロダクト商品は、得意とする分野をそれぞれが担当し、作業内容を分担して制作されています。工房には溶解炉が常備されていないそうです。そのため量産が必要であるプロダクション制作においては様々な工夫をされています。


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また週末には一般の方や子供を対象とした吹きガラスとフュージングの創作体験ワークショップも開催されています。


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今日は、学生の卒業後の進路や可能性を考える上でも大変役立つ貴重なお話をして頂きました。ご自身の制作における考え方やプロセス、工房経営の一部であるコミッションやプロダクション制作など興味深く聞かせて頂きました。ありがとうございました。 (e)


冨樫さんの作品は、富山市ガラス美術館の常設展"グラス・アート・パサージュ"に展示されています。皆さんぜひ美術館にもお越しください。 

富山市ガラス美術館ホームページ:http://toyama-glass-art-museum.jp/







 



 
 


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2月22日(月)に、アメリカ人のガラス作家のマシュー・ソース氏の特別講義が行なわれました。

マシューさんは、2009年にTIGAにワークショップを教えに来てくれました。それ以来の来校なので、約7年ぶりです。今、世界的に注目されているマシューさんの講義が聞けるとあって、この日は学生は自由参加の講義でしたが、ほぼ全員参加しました。そして、たくさんの方にもお越しいただきました。

さて、どんな講義になるのでしょうか。とても楽しみです。
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マシューさんは、アメリカのロードアイランドスクールオブデザインのインダストリアルデザイン学科を卒業後、ガラス科でガラスの勉強をしました。現在は、様々な教育機関で教鞭をとるとともに、Hyperopia Projectsというグループでキュレーターにも力をいれています。作家として展覧会や滞在制作などの活動を積極的に行なっています。受賞歴も多数あります。

マシューさんと言えば、板ガラスを膨らます作品で有名です。一体、どんなことを考えて、どのように制作されているのでしょうか。

マシューさんは、大学の学部ではガラスを勉強していなかったので、大学院に入った時にどうやったら自分の表現をガラスで出来るかを考えたそうです。吹きガラスをマシューさんの独自の考えだとこのようになるそうです。とても面白いですね。一般的な固定概念を取り払い、新しいガラスの見方がとても興味深いです。

このinflatableという作品は、1905年くらいにシーベルトという人が開発したガラスのバスタブをつくる時のガラスを水蒸気で膨らませる技法からヒントを得たそうです。マシューさんは、昔ながらのガラスなどの産業技術や産業プロジェクトをどのようにアートに取り入れられるかを考えているそうです。
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この作品は、ガラスの初心者の人がガラスを溶解炉から巻くときにたらしてしまうのを見て、そのたらしてしまったガラスが美しくて、なに出来ないかと思い、作品へと発展させました。
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マシューさんは、作品を制作する時にビデオ撮影もします。これは、ただ作品制作過程を記録する目的だけではなく、制作しているときには気付かない後からビデオを見ると面白い発見があるそうです。時には、物としての作品は副産物であり、実はその制作過程の方が重要だったりすることもあります。自分が一番エキサイティングしている部分が実際の作品の物ではなく、制作過程が作品になり得ることもあると話していました。

マシューさんは、ガラス以外の作品もたくさん制作しています。ピンホールカメラの作品や雲を発生させる作品、そして木の作品です。
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ガラスは、とてもはかない素材です。破損しないように細心の注意を払わなくてはならない時が多々あります。
しかし、マシューさんは、ガラスのこのはかないという素材の持つ自然の特性をいかし、一時的な作品を制作するのも好きだと話していました。マシューさんは、インダストリアルデザインを学んでいたこともあり、"もののしくみやつくり"を考えるのがとても好きだそうです。そのようなことから生まれたのがこの作品です。この作品はすぐ壊れてしまうので、ビデオを記録をとっておくことが大切です。
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この作品を一時的なものではなく、徐冷をしてオブジェとしての可能性も追求したいとのことで、この作品のために窯も制作したそうです。
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この作品は、ガラスファイバーをロープ状にした作品です。
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最新の作品は、滞在制作で制作した作品だそうです。水がぽたぽた落ちる仕組みになっています。
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もう一つマシューさんの最新の作品は、ガラスで音が鳴るものです。この作品は(dis)chordといって振り回すと音が鳴る作品です。
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最後にマシューさんがご自身の制作とは別にアシストをされているNikolas Weinstein Studiosについてお話をしてくださいました。

このスタジオは、今年度のアーティストインレジデンスの招聘作家のジェフさんも働いているところです。大きなスケールのガラス作品を目から鱗の技術で制作しています。

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マシューさんの講義後は、学生からたくさんの質問が出ました。そこでマシューさんが言っていた言葉で印象に残ったのが3つあります。
"Failure is the most valuable."(失敗が一番価値のあるもの。)
"Recording everything. You do not know what is important when you are working it."(すべてを記録して。あなたが制作しているときは、なにが重要かあなたは知らないからね。)
"Curiosity and Sensitivity."(好奇心と繊細さ(敏感さ))

さて、みなさんは、マシューさんからどんなことを学んだでしょうか。マシューさん、とても興味深いレクチャーをありがとうございました。(R)

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12月18日(金)、ビーズを用いてジュエリーを制作されているShino氏の特別講義が開催されました。

80年からガラスに携わり、92年から現在に渡ってチェコで作家活動をされています。米国ピルチャックグラススクールで学び、その後友人と工房ARTHOLICを設立し、しばらくの期間中断していた制作を95年スロバキアでのシンポジウムをきっかけにチェコにある自宅兼アトリエにおいて再び活動を開始されました。

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Shinoさんの作品の特徴は、印象的な配色と日常的に人が身につけられるようなデザインにあります。作品に用いられている鮮やかな色合いをしたビーズはチェコ製です。チェコの玩具の色使いがとても特徴的なことから、それらがShinoさんの作品における色使いにも影響しています。

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作品一つ一つがオリジナルで、同じものはないそうです。色による表現には限界がないため、制作前に頭のなかで完成イメージを描き、それに合わせて手を動かして制作されています。またShinoさんは他の作家とのコラボレーション作品も手掛けています。例えば、彫金作家、写真家、吹きガラス作家などです。

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Shinoさんにとって展示方法は作品を制作することと同じくらい大切だとお話されます。ジュエリー作品を複数並べて集合体として発表されることが多くあります。お客様自身がジュエリーを身につけている姿を想像しやすい展示方法を心掛けていらっしゃいます。作品のアイディア考案と同時に展示方法も考えて決めるそうです。

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作家は何か表現したいこと目的があってものを作りますが、Shinoさんは普段から使えるジュエリーを楽しんで作るということが一番大切だと言います。現在は、日本で年に2回のペースで展示をされています。今回は日本で行われている展覧会会期に合わせて研究所で講義をしていただきました。ご自身の作品やプロセス、展示に込める思い、海外における作家活動についてお話しいただき、今後学生が制作を続けていく上で大変有意義な時間となりました。Shinoさん、ありがとうございました。(E)


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少し遅くなりましたが、海外の報告会も最後の第3弾です。

今回は、ドイツ編です。ヨーロッパにも様々なガラスの夏期講習を受講できる教育機関があります。2人の学生がドイツのフラウエナウにあるBild-Werk Frauenauに行ってきました。ここは、ガラスだけではなく絵画や木工、陶芸などいろいろなコースが受講出来ます。

電車を乗り継いで、ようやくフラウエナウに到着です。フラウエナウに着くとまずメイン広場で集会がありました。
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まずはじめは、Jeff Zimmerさんのクラスからです。ジェフさんは、アメリカ出身ですが、現在はイギリスのエジンバラで教鞭をとりながら制作活動をしています。ジェフさんのガラスに描く風景は、とても美しく絵の中に吸い込まれてしまいそうです。そのような表現をするジェフさんからどのようなことを学んでくるのでしょうか。
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様々な筆やエナメル、道具が並びます。ライトテーブルも色の重なりを見るには重要な道具ですね。
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エナメルには、体に悪い成分が含まれているためしっかりマスクをして制作することが必須です。エナメルで色をつけた後は、焼成します。
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ジェフさんともこんなに仲良くなりました。この学生は、エナメルで風景などを作品に表現しているので、今後の作品に今回学んだことがどういう風に影響するかとても楽しみです。
20151126-08.jpgは、ガラスと金属を組み合わせたクラスです。講師は、Stephan Paul Dayさんです。どんなクラスになったのでしょうか。
20151126-09.jpgクラスの予定(左の写真)は、こんな感じで進んでいきました。まずは、ガラスの鋳造です。最初に、ワックスで原型を制作していきます。ワックスの後は、型つくり。そして、ロストワックスです。最後に窯入れです。ワックスなどの材料は、いつも使っているものとは違うものです。制作する場所が変わるだけで材料も変わります。異なる材料を知ることも制作をする上ではとても大切です。
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次は、ブロンズの鋳造です。ブロンズの鋳造は、はじめてです。一体どのようにするのでしょうか。興味深々です。
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ブロンズの鋳造が終わったら、次は研磨やパティーナです。新しいことだらけですが、写真を見るだけでもワクワクしますね。外でこんなに原始的な方法で鋳造は出来てしまうんですね。驚きです。
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最後は、クラスで作品を見ながら講評をうけます。ガラスの鋳造だけでも大変なのにブロンズもキャストした盛りだくさんの充実したクラスだったようです。20151126-32.png最後は、講師のスティーブさんと記念写真。ガラスだけではなく、異素材にも興味がある学生なので、きっとスティーブさんとの出会いはとても良い経験になったのではないでしょうか。
20151126-33.jpgクラスの他にも様々なイベントがありました。Tシャツイベントは、フラウエナウの名物イベントです。みんなでオリジナルTシャツを制作します。楽しそう!様々な国から人が集まり年齢も幅広く、ガラスの技術以外の刺激も多かったのではないでしょうか。異文化での人との出会いは、とても良い経験になります。
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受講したクラス以外の作品を見る機会もありました。講習中は忙しくて、他のクラスの作品を見る機会があまりなかったと思うので、楽しみなイベントですね。受講したクラスの作品も一緒にご紹介します。また、学生の作品だけではなく、先生の作品もならびました。
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フラウエナウのクラスがない日や講習会の前後で、いろいろな美術館や博物館、工房を回ったようです。ヨーロッパは歴史があり、陸続きなので公共交通機関を使っていろんな国にいけますね。この剥製博物館、特にすごく面白そうですね。
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海外の報告会のブログが3回にわたり長くなってしまいましたが、いかがだったでしょうか。

本当にTIGAの学生は、海外に挑むことに積極的です。これも海外からの先生方や海外に精通している日本人先生方がいること、学校の海外へ開けたプログラムなどTIGAだからの環境ではないでしょうか。学生のみなさんは、この良い環境を使って、いろんなことを吸収して、自分の制作に取り込んでいってくださいね。(R)

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今回は、海外の報告会2のアメリカ後編です。学生のみなさんが、活発に海外でクラスを受講しているので、1回のブログでは書ききれず、海外の報告会は第3弾まであります。皆様、お付き合いください。

海外の報告会2の続きで、アメリカの東海岸側のワークショップの受講のスライドレクチャーから始まります。

まずは、Pittsburgh Glass Centerでランプワークのクラスを3つ受講した卒業生のレクチャーです。このレクチャーのために福岡からTIGAに来てくれました。ピッツバーグには、ホットショップ、コールドショップ、キルンショップ、ランプワークの施設など、ガラスに関する設備が揃っています。
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1つ目のランプワークのクラスは、女性の体などをメインに作品を制作しているCarmen Lozarさんのクラスです。
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まずは、ソリッドの女性の体をつくる練習から始まりました。それから、中空の体やドレス、手、顔、ウサギなど様々なデモンストレーションで見せてくれたそうです。
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課題が何個かだされました。ポストカードからインスピレーションを受けて制作する課題や電球を使った作品をつくる課題などがだされたそうです。
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2つ目のクラスは、Sally Praschさんの理化学ガラスを使用したクラスです。
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Sallyさんのクラスでは、たくさんの理化学ガラス器具をもとに香水瓶を制作したり、菅を使い、お花や作品を制作していきます。Sallyさんんは、細かいメカニカルな部分のガラスをぴったりに合わせるのを得意とされている作家さんで、繊細で緻密に計算された作品を制作されていたようです。
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初めての理化学ガラスのランプワークで戸惑いもあったようですが、下のような2点の香水瓶を制作したそうです。素敵ですね。
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次は、大きな水仙のデモンストレーションを見せてくれたそうです。最後はサンドブラスとをしています。
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初めての手のひらくらいの大きなランプワークに挑戦しました。サイズが大きくなるだけで、温度管理など様々なことを学ばなければいけなく難しかったそうです。でも、楽しかったようです。
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ガラス菅用の旋盤やいろいろな理化学ガラスを見せてもらいました。四角いガラス菅は一体なにに使うのでしょうか。
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まだまだSallyさんのデモンストレーションは続きます。すごい精巧につくられています。これはクラインの壷でしょうか。
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3つ目のクラスは、Karina GuevinさんとCedric Ginartさんのビーズからゴブレットまで様々なランプワークを応用したクラスです。KarinaさんとCedricさんは、個々でも作品制作をされていますが、右の写真のようにコラボレーションの作品もたくさん制作されています。
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クラスに入るとカリーナさんの作品がたくさん机の上に並べられていました。カラフルで繊細でとても美しいですね。
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このガラス棒の束から好きな色を選び制作していきます。まずは、カリーナさんの授業です。ハートのケーンや中空ビーズ、ソリッドのビーズ、繊細なソリッドワークなど様々なデモンストレーションをしていきます。
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036.JPG次は、セドリックさんです。ゴブレット!!!すごすぎます。吹きガラスでなくともバーナーでこんなに大きなガラスの作品が制作できるのですね。制作部分によってトーチを使い分けていきます。
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まだまだ様々なデモンストレーションがあります。バーナーブロー。こんな小さなブローパイプがあるんです。かわいらしいですね。そして、このように葉っぱなどのバラバラの位置にガラスがある場合は、最初細いガラスで葉っぱをつなぎ合わせておいて茎などを成形している時にも安定しているようにします。
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クラスの最後には、学生みんなが制作したパーツをセドリックさんが一つにしてくれました。いつも笑いの絶えないワクワクするクラスだったそうです。
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ピッツバーグの後は、Penland School of Craftsです。ペンランドは、ノースカロライナ州のアシュビルの近くにあります。ペンランドは、ガラスだけではなく版画、ブックアート、陶芸、テキスタイルなど様々な分野のクラスがあります。2人の学生が、Jiyong LeeさんKirstie Reaさんのコールドとキルンの融合したクラスを受講しました。
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ペンランドは、大自然の中にあります。自然が豊かで星が本当に綺麗だったそうです。
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クラスの風景とスケジュールです。基本的には、キルンとコールドのクラスに分かれて行われたそうです。
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まずは、キルンクラスから。ブルズアイの板ガラスを使用して、フューズからキャストまで学んでいきます。そして、型の使用で形を成形するだけではなく、実験的な作品もキルンの中で制作していきます。
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クラスの他にペンランド周辺に住むガラス作家さんのスタジオも訪問したそうです。個人スタジオならではの工夫が見られ、直接作家さんにお会いすることができ、刺激になったようです。
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次は、コールドクラスです。ラミネートの仕方から磨きまで、ジヨンさんのいろいろな工夫を教えてもらいます。目から鱗なポイントがたくさんあったようです。
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作品を説明するのにも、文字や図を使って自分の思いを伝えていきます。作品展示もクラスメイトと協力していきます。
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スケッチが、重要だというKirstineさん。みんなの描いたスケッチをデスケルのような四角い枠で区切って見え方の違いを学びます。
20151130-18.jpgクラスを受講した生徒さんの作品です。
20151130-19.jpgペンランドのガラス以外の施設を見ていきましょう。ブックアートは、日本では珍しいですね。活版印刷にとても興味深々だったそうです。

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そして、オークションもあり、アメリカの文化に浸っってきたそうです。
20151130-24.jpgアメリカ後編の最後は、西海岸側に移ります。Pilchuck Glass Schoolです。ピルチャックは、ワシントン州のシアトル近郊にあります。有名なアメリカのガラス作家デイリ・チフリー氏たちが創立したガラスの教育機関です。夏期講習は、ホットガラスのMegan Biddleさんのクラスを受講しました。
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クラスは、技術的なデモンストレーションから実験的なデモンストレーションまで多岐におよんだそうです。クラスの中盤からは、学生も一緒になって新しいことに挑戦したりすることも行なったそうです。
クラススケジュールも、最初(左の写真)は空欄があったものの最後(右の写真)にはかなりの充実した内容になったみたいです。   
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Meganさんのデモンストレーションの他に、ゲスト作家や他のクラスの講師のデモンストレーションもあったそうです。

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クラスの課題は、ガラス以外にもドローイングなどもあり、表現に対しての頭のトレーニングもしっかりしたようです。
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ホットのクラスということもあり、クラスメイトとも協力しながら制作していきました。言葉の壁はあったようですが、持ち前の明るさと積極さでクラスにとけ込み、制作をもりもりしてきたようです。クラスの中での刺激や、Walk thorugh での他のクラスの受講生の作品を見ることで感化されたことがあったのではないでしょうか。
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ここで会った仲間は、一生の仲間です。きっといつか支えになってくれますよ。この出会いを大切に!。
左の写真は、Meganクラス。右の写真は、チフリーさんとこのセッションのクラスのみんなと。
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次のブログは、ヨーロッパ編です。TIGAの学生は、本当に活発ですね!!!
いろんなものを見て、吸収して、制作に向かってください。みんなの作品楽しみにしています。(R)

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今回のスライドレクチャーは、夏休みに海外のワークショップに行ってきた学生の報告会です。そして、秋にスタニー先生がチェコのガラスシンポジウムに行かれたので、シンポジウムのレクチャーもしていただきました。

TIGAは、海外校との提携もしており、夏期講習などをスカラーシップを使って受講する学生が多くいます。また、常勤のアメリカとチェコの先生をはじめ、先生方も海外に精通しているので、海外が身近に感じられ、学生も積極的に海外に行って学んでいます。

スタニー先生と7名の学生のスライドレクチャーは、2日間に分けて、盛りだくさんの情報の報告会となりました。

なので、ここからブログも長いです...。海外の報告会1と2があります。でも最後には、みなさん、きっと海外でガラスを学ぶことに少しは興味がわくのではないかと思います...。おつきあいください。

まず始めは、スタニー先生のスライドレクチャーです。スタニー先生は、チェコのノビボアーという所で開催されたInternational Glass Symposium (以下、IGS)に招待されて行ってきました。

IGSは、午前6時から午後5時まで2日間行なわれ、15ヶ国70名の作家が集まり、デモンストレーションやレクチャーをしました。作家のほとんどは、ガラスアーティストですが、他分野のアーティストも招待されてガラスで作品制作をしました。多くの作家は、ヨーロッパからだそうですが、アメリカからの作家もいたそうです。ノビボアーは、北ボヘミア地方にあり、昔からガラス産業や工芸が盛んです。クリスタレックスという有名なガラス会社があるのもノビボアーです。

スタニー先生は、AJETOというピーター・ノボトニー氏の工房で作品を2日間制作し、展示をしました。ピーターさんは、昨年の秋のワークショップにTIGAに来てくれたオンドラさんのお父さんです。IGSのシンポジウムは、2日間ですが、展覧会は長期間開催されているようです。
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ノビボアーの上空からの写真です。そして右は、ガラスの工場や工房を色分けした地図です。吹きガラスの工房の他にもガラスビーズ、板ガラス、理化学ガラスの工場があります。デモンストレーションも随時いろんな工房で行なわれていたそうです。
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写真では全然分からないのですが、これはキルンの中に型があり、その型にガラスをレードルで入れて、型がスピンして、遠心力で形作られるという面白い技法を使って制作していたそうです。キルンを改造して、ここまでしてしまうなんてすごいです。
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次は、アメリカの夏期講習を受講した学生からの報告です。アメリカには、様々なサマーワークショップが開催されていますが、今回は、Corning Museum of GlassPittsburgh Glass CenterPenland School of CraftsPilchuck Glass Schoolに7名の学生が受講してきました。初めて海外に行く学生もいて、異文化や英語の世界にドキドキしたのではないでしょうか。どんなたくさんの経験をして、学んできたのでしょうか。

まずはアメリカの東海岸側からレクチャーを始めます。

最初は、Corning Museum of Glassの夏期講習です。コーニングは、ニューヨーク州にあります。夏期講習を受講するのは、コーニングガラス美術館附属のスタジオです。コーニングガラス美術館は世界有数のガラス美術館で、最近では現代ガラス部門や吹きガラスのスタジアムが増設されたのが話題になりした。またガラス関連の多くの蔵書がある図書館も併設されています。
ワークショップ中は講座を受講するだけではなく、美術館や図書館のツアーやコーニングにあるガラス工房のツアーなどイベントも盛りだくさんだったそうです。
また、講座中に制作した作品をカメラマンに写真撮影をしてもらえる機会や先生や生徒のスライドレクチャーなどクラス以外にも多くのことを学べる機会があったそうです。
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3名の学生が各々のワークショップを受講しました。

1人目は、樋口真一さんのワークショップです。樋口真一さんは、樋口主明さんとともにパートドヴェール技法での作品制作をされている作家さんです。
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このクラスでは、この棚のブルズアイのガラスが自由に使えたそうです。そして、色見本をつくっていきます。キルンも様々な用途に合わせてたくさんのキルンがあります。
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20150930-2-05.jpg各自、自分のスケッチをもとに色見本を制作して、作品制作をしていきます。クラスでは、石膏型の取り方からプログラムまで様々なことを丁寧に説明してくれ、とても充実した時間を過ごすことができたみたいです。レクチャー中、型の薄さにみんな驚いていました。こんなに薄い方でも割れることはないそうです。   
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20150930-2-10.jpgそして、出来上がった作品が左の写真です。右の写真は、他の生徒さんの作品です。
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2人目のコーニングのワークショップ受講者は、2つのキルンワーククラスを受講しました。
1つ目は、Saman Kalantariさんの紙のように薄いパートドヴェール技法のワークショップです。こんなに薄いガラスをどのように制作しているのでしょうか。
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まずは、ガラスからではなく、実際に紙すきの授業をしたそうです。面白いですね。
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Samanさんのクラスでは石膏型は作らずに砂の上にガラスをのせて制作したり、今まで見たことのないような方法で制作していきます。パウダーをふるための茶こしのようなふるいも用途にあわせていろんな大きさのものを使用します。
右の写真は学生の作品です。
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そして、嬉しい再会もありました。昨年、TIGAに滞在制作作家として招聘されたパブリナさんです。パブリナさんは、コールドクラスを教えていたそうです。ガラスをやっていると住んでいる場所が違っていても、必ず再会できるのですね。素敵ですね。
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2つ目の受講クラスは、Heike Brachlowさんのクラスです。キルンキャストで幾何学の立体作品を制作しています。動く作品もあります。そして、ガラスの色は、自分で配合して作っているそうです。
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まずは、高温に上がる(1000℃以上上がる)キルンで金属などをまぜてガラスの色見本をつくります。型もスタイロフォームなどで原型を制作したりしたそうです。クラスの中では、色とガラスと光の関係性を説明した講義も行なわれました。
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また、コーニングはニューヨーク州にあるということもあり、いろんな美術館やアーティストにも会ってきたようです。羨ましい!!!。
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3人目のコーニングのワークショップ受講者は、Clare Belfrageさんのブローのクラスを受講しました。
Clareさんは、ストリンガーでパターンを描き、吹きガラスの作品に奥行きをもたせた作品を制作しています。ケインワークといっても様々な方法がありますが、どのような技法を学ぶことができるのでしょうか。
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クラスはこのようなスケジュールで行なわれます。この日程だとモリモリ制作できますね。
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吹きガラスは、基本的にチームワークで制作します。コールドワークやキルンワークにくらべて、人との共同作業が格段に増えるのがホットワークです。英語という言葉の壁を超えて、コミュニケーションをとるため、たくさんチョークで絵を描き説明したそうです。自分の思いを相手に説明するのは、同じ言語を話す人でも難しいです。そこを言葉の壁を超えて、チームで制作することがとても楽しかったとレクチャーの中で話せるのは、すごいことだと思います。ブラボー!そして、出来た作品の一つが右の写真です。
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左の写真が、制作した全作品です。段々大きくなっているのが分かります。
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吹きガラスで制作した作品の加工の仕方も教えてもらったそうです。
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そして、チームクレアクラス!ともに制作した仲間は一生忘れないですね。
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ワークショップのあと、なんとこんなにアメリカを移動して、ガラス工房や美術館、大学を巡ったそうです。パワフルですね!以前からアメリカのガラスに興味があったそうで、この機会にいろんなことにふれて多くのことを吸収して、帰国したのではないでしょうか。
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20150930-2-42.jpg続きは、海外の報告会2にてアメリカ後編とドイツ編を載せます。(R)

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10月後半は、イベントが目白押しなTIGAです。

10/23(金)には、有志学生による春より実施されてきたLEDとガラスを組み合わせたプロジェクトの最終作品発表です。会社の方と半年間かけてきたプロジェクトをどのように仕上げてきたのでしょうか。

今年の5月より富山県にあるティ・エイ・エムさんにご協力いただきLEDキットとガラスを組み合わせる作品を制作してきました。最近では、日常生活でもよく見かけるLEDですが、実際にガラスとどのように有効に組み合わせることができるのでしょうか。
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まずは、LEDとはなにかというレクチャーから始まりました。LEDの種類からメリット、デメリット、応用方法、PSEマークまでLEDについて幅広くお話してくださいました。オリジナルの資料で大変わかりやすく、学生もLEDのことがなんとなくイメージできたのではないでしょうか。
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今回は、学生が電子回路を設計したりということはしません。学生が、どんなLEDが欲しいかという要望を会社の方に伝え、会社の方がLEDキットを制作してくださるという企画です。こんな機会は滅多にありません!。みなさん、いろいろ試して自分の作品にあったLEDをデザインしてください。
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レクチャーのあとは、実際に学生の制作したガラスにLEDをあてて、実験していきます。実際にLEDとガラスを組み合わせることで、様々な発見があります。
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この実験で照度センサーや音センサー、LEDの点滅の仕方、防水加工したLED、色、輝度などの指定したLEDキットの要望書をだし、会社の方にLEDキットをカスタマイズしていただきました。夏休みにも面談などをして、出来るだけ理想のLEDに近づけていきます。

夏には、LEDキットが学生の手元に届き、実際に手に取るとガラスの作品のアイデアも具体化してきます。
造形科1年生は授業の課題と組み合わせて制作したり、造形科2年生の様に課題とは別に作品制作をしている学生など各々にプロジェクトをこの日のために進めてきました。今回は、学生の他に中神先生もご自身の作品にLEDを組み込んだ作品を発表します。みんなの作品が最終的にどのようになったかは、実はこの日までよく知らなかったので、とても楽しみです。日が暮れた夕方から発表が始まりました。
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作品は、LEDの光を入れたとたん表情が一転します。光とガラスの関係は密接です。光源をいれるとコードが見え、作品に影響がでたり、熱問題など様々な考えなければならないことがあります。LEDを使用することによって光源を小さくすることができ、熱問題も従来より回避でき、光源が作品と融合しやすくなりました。しかし、今回は、光源や配線を隠すことばかりを要望したために配線が細くなりすぎて、すぐ断線するという問題が頻繁に発生しました。作品の見え方は大変重要ですが、配線や光源も計画的に作品に取り入れ、それらを含んだ作品表現を目指すことの必要性を感じました。

ティ・エイ・エムさん、お忙しい中、学生の要望にも真摯に対応してくださりありがとうございました。とても有意義な経験をすることができました。(R)
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アーティスト・イン・レジデンス作家のジェフリー・ベンロースさんによる公開講座が開催されました。ジェフさんが富山に来て3週間が経とうとしています。学生の皆さんも制作のお手伝いを通して、様々なことを学んでいます。昨日は、研究科の学生が中心に集まり、グラファイト型を用いたホットキャスティングのお手伝いをしました。

講義はジェフさんの学生時代の作品紹介から始りました。

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ジェフさんが学生だった頃の制作風景です。大学2年生の頃初めて受注制作を行いました。デザインの提案を受け、ガラス素材を用いて形に興すという工程にこの頃から興味をもち始めました。
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現在はガラス作家として、またガラス以外のメディア作家とのコラボレーション制作を中心に行っています。
カリフォルニア州にあるジェフさんのガラス工房です。それぞれの受注制作に合った技法で制作を行うため、ホットショップは必需ではなくなったそうです。また、各プロジェクトごとに必要なスタッフを雇い対応しているそうです。
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建造物の一部としてデザインされたガラスをプロジェクトマネジャーとして制作しました。ガラス一つ一つの大きさは、2~3メートルの幅があり、このプロジェクトのために特別な電気炉を準備しました。棒状のホウケイ酸ガラスを用いてフュージングとスランピング技法で制作します。

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スランピングの焼成中に、必要な長さの突起が底面から出てくる構造をもった特別な電気炉を使用します。
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コンピューターの製図システムを用いて表現した滑らかな曲線を、忠実にガラスで表現します。コンピュタープログラムは高校時代に学んだそうで、ドローイングやデザインの考案はコンピューターを用いて行います。
今回の滞在期間中には、円錐形をテーマとしたプロジェクトを進行しています。そのプロジェクトにも繋がるイメージです。
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ゲイ・アウトローという彫刻家とのコラボレーション作品です。
ゲイ氏の作品シリーズの一つ、複雑な形を反復させて構成するというコンセプトで制作されたものです。彼女は、1つの素材に束縛されず、様々な素材を用いて彫刻作品にチャレンジするという制作スタイルをお持ちです。ジェフさんは彼女のアイディアを技術的な面からサポートし、作品に興します。
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融けているガラスをコントロールするのではなく、熱によって自然に変形するガラスの特性を活かした作品です。3メートルの高さからガラスを垂らし、ガラスが床につく直前に息を吹き込んで球根状の形に膨らませます。徐冷工程が必要とされない程の薄さのようです。
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ジェフさん、素敵な講義ありがとうございました。
この後の滞在制作は11月29日まで続きます。
11月21日(土)から26日(木)まで富山市ガラス美術館5Fギャラリーにおいて展覧会が開催されます。
展覧会初日、21日13時からは作家によるアーティストトークが行われます。
11月29日(日)滞在最終日には、富山ガラス工房第2工房で公開制作が開催されます。皆様、是非お越しください。(E)
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2011年3月以前のブログは旧ブログ「富山ガラス造形研究所の日々」(エキサイトブログ)でご覧いただくことが出来ます。

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