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SCOPE 平井千里馬氏スライドレクチャー


本日の特別講義は、
話題のオンラインショップ、SCOPEの代表取締役、
平井千里馬氏をお招きしました!

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「SCOPEってどんな会社なのですかー???」
ご質問にお答えしましょう!

SCOPEとは、平井氏が2000年にオープンしたオンラインショップ(www.scope.ne.jp)で、
「30年後も価値のある物」を念頭に、
日々の生活で使うテーブルウェアや、家具をオリジナル商品として開発している会社です。



1日のアクセス数は1万、1月の利用者数は約1万人、
フェイスブックのフォロワーは30万人という脅威の数字をたたき出しています。
(2015年統計なので、本年度はもっともっと増えていそう。。。)

ホームページや、ブログの写真が本当におしゃれで素敵〜〜〜〜
思わず欲しいっっとオーダーしたくなる商品がいっぱいなのです!



そしてSCOPEの強みは、何といっても別注アイテム!

フィンランドのオイバトイッカのデザインした
イッタラ社「バード&エッグ」シリーズなどの人気アイテム。

世界中にコレクターがいるこれらの商品を、ただ輸入販売するだけでなく
SCOPEオリジナルにして別注商品を作ってしまうのです!
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これは平井氏が集めたヴィンテージの「バード」たち↓

20160912-9.jpgこのヴィンテージバードを300個ほど集めたことをきっかけに
平井氏はどんどんバードが好きになっていったのだそう。

フィンランドのオイバ・トイッカと出逢い、
彼の家に招かれたときに
「一緒にバードを作りたい」という話になり、
それから一緒にガラス工房に行き、
オイバがガラス職人に指示を出しながらバードを作っていくなかで
色んなリクエストを出し、ついにSCOPEオリジナルバードを完成させたそうです。



こちらはトヨタ本社の中にあるSCOPEで借りているマンション↓
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借りるにはものすごーーーーい高い物件なのだそうですが、
そこにSCOPEの商品をぜーんぶ持ち込んで朝から晩までスタッフで生活して
商品の使い勝手や、新しい使い方を生活の中で検証しているそう!

「リアルな生活風の写真を使ってはだめ。リアルな生活をする」ことで生まれる商品への説得力!

SCOPE商品を使って、どう生活の中で使えるかを会社のスタッフが知っているということは
本当に大事なことなのですね!

「僕らはユーザーの代表である」と平井氏が言う通り、
こんなふうに考え方を「ユーザー視点」に切り替えてから
売り上げが30%アップ、70%アップとどんどん増えていったそうです。

ここまで徹底した会社はなかなか見られないのではないでしょうか?



これは、パラシュート素材を使って作られたスーザンベルのエコバック↓
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実は10年前にものすごーく流行ったもので、ものすごく丈夫なバッグ。
10年たった今でも熱いファンがたくさんいて、その復活を待ち望んでいたそうです。

そんな「いい物なのに、今ではどこを探しても買えないモノ」を
お客様の熱ーいリクエストにより、SCOPEで扱うことにしたのだそう。


SCOPEでは、そういったお客様との直接のやりとりをとても大事にしています。
そんなやりとりはホームページの掲示板で行われていて
実はこの掲示板、SCOPEのホームページの中で一番アクセス数が多いんです!


「どんなツールも使い続けること」
平井氏は、お客様のダイレクトな声をとても大事にし、
どんなに長文でもしっかり回答しているそうです。

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これはフィンランドのアルテック スツール60↓
実はある方が10年かけて集めた約200脚を手放したがっていたのだそう。
平井氏は、なんとその200脚全てを一気に購入したのだそうです。
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このスツールも年代によって、椅子に使われている塗料が違っているらしく
1930年代に作られていたリノリウム製のスツールが一番しっくりきたんだそうです。

というのも、リノリウムという素材は、天然素材であることから
木材との相性が非常に良く、
木が劣化するのとともに、リノリウムも味わい深く変化してくれる。

別の塗料だとこうはいかず、
木は劣化するのに、コーティングはピカピカ、、、
というミスマッチな結果に。

SCOPEではそのリノリウム仕様を活かし、18カラーの別注商品を販売しています。

「こどもが生まれたときから愛用し、
こどもが巣立つときに持っていく」


50年〜80年後の変わっていった椅子の姿を知っている平井氏だからこそ、
時間を重ねた後に、その商品がどんな味わいになるのか
自信を持ってお客様にお伝えできるのですね〜




こちらはパラティッシ オーバルという1968年に
カイアピアネンがデザインしたお皿です↓
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アラビア社では一時、会社の経営危機により、従業員数を減らし、
このお皿も廃盤になってしまったのだそう。

再び生産することにはなったものの
生産効率を考え、楕円だったお皿を丸型にしてしまったんだそうです。

SCOPEでは「やっぱりどう考えても楕円がかっこいい!」
ということで、オリジナルデザインのオーバル型を別注したのだそう!

今ではフィンランドでもオーバルのこのお皿を見ることはできないのだそう。

平井氏の熱い想いで、
遠く離れた日本でオーバル型を復活させることができたなんて
本当にすごいことです。


SCOPEのブログでは、こんな風にいつも美味しそう〜な
お料理を盛りつけて提案されています。
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今回はこのブログに書ききることのできないくらい
本当にためになるお話をたくさん聞かせていただきました。

一番印象に残った言葉は
「本気でやろうと思ったらリスクを背負わないとできない」
「死なない関ヶ原なんてありえない」
「一族全員打ち首って言われたら、きっとすごいことができる」
という平井氏のお言葉。

こちらに書くことはできないのですが
リスクの背負い方が、もはや誰にも真似できないレベルで、
会場が騒然となりました。






この学校の卒業生の方もレクチャーを聞きに来て下さいました↓
パチリ!
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お二人とも素敵な表情!
いい写真ですね〜!!!

平井氏は今回のレクチャーのために、
たくさんのヴィンテージガラスを持って来てくださいました!
こっそり値段を聞いてしまいましたが
手に持つのもドキドキするような、とても高価なガラスたち〜
この惹き付けられるような赤の発色は
本当にきれいでうっとりしました〜

学生達も、普段なかなか見れないお宝を前に、
なかなか離れられない様子でした。



たくさんのエピソードや、実践で体得していった
重みのある言葉や考え方は、学生だけでなく教職員にとっても
非常に刺激的で学びの多いレクチャーでした。
平井千里馬さん、ほんとうに素晴らしいレクチャーをありがとうございました!!!

                                                                                                                                                 (I)


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