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ガラス材料学


TIGAでは、ガラスの実技の授業の他に、ガラス材料学とガラス工芸学の授業が造形科の学生を対象に毎年隔年で土曜日に行われています。今年は、ガラス材料学です。授業は、全5回で河口年安先生が、はるばる関東から富山まで教えに来て下さっています。本当にありがとうございます。

ガラス材料学の授業は、造形科の学生が対象ですが、とても興味深い授業なので土曜日の午前9時から午後5時までという一日がかりの講義にも関わらず、多くの研究科の学生や助手も参加しています。

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河口先生の独自に作られた資料に基づいた講義は、理系のことを考えるのが苦手な私達にも学びやすいように考えられています。図や映像も多く取り混ぜた講義になっています。なので、土曜日の一日中の講義だと脱落してしまう学生も多いのですが、休憩時間も先生と話したい学生も多く、授業後には先生が帰れないくらいの質問の嵐です。先生は、学生の質問に一つ一つに丁寧に答えて下さいます。
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ガラス材料学では、"ガラスとは一体なにか"、"ガラス状態の判定"、"ガラスを作るには"、"ガラスと光"、"ガラスの成形"などを学びます。私がこの授業で面白いと感じるのは、ガラスの難しい数式計算などは全く分かりませんが、ガラスを分子レベルで見るとこうなるんだとか、理化学系のガラスを開発する技術者の人はガラスをこう考えるんだとか、私達がガラスをアートやデザインからの視点と見てるのとは違う方向からの考え方が興味深いです。そして、世の中の最新の技術を用いると私達の普段認識しているガラスの概念が壊されて、ガラスの素材というのは改めて無限の可能性のある素材だと感じさせられます。私は、この素材で作品をつくれることは幸せだなあとしみじみ感じます。とにかく、今のガラスの製造方法はすごいです。

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最初の頃は、4月からガラスに触れ始めたばかりのガラスに関して頭の中がはてなマークだらけだった造形科1年生の学生も、実技の授業でガラスに実際に触れ、さらにガラス材料学でガラスという素材に対しての知識をつけ、ガラスへの可能性への興味が高まっているのではないでしょうか。

ガラス材料学は、簡単な授業ではありません。講義を聞いて一度ですんなり頭で理解できるものではありませんが、少しずつ理解できるようになっていくと思います。3年後、5年後、10年後...にこの講義で聞いたことを思い出す日がくると思います。

さて、ガラス材料学も来週で最後となってしまいます。その前に、先週の授業後に河口先生は毎回恒例の吹きガラス体験をしました。本郷先生と海野助手に手伝っていただきました。ありがとうございます。河口先生、毎回めきめきと吹きガラスのスキルをあげているんです。2年に1回、ここでしか吹かないそうなのですが...。今年は、奥様に頼まれた2つの花瓶をつくりました!。

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そして、河口先生が吹いた後、今年のネコツボの火止めをしました。ネコツボ、お疲れ様でした!。先生も暑い中、お疲れ様でした!。(R)




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