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学校ブログ [ 2017年12月 ] アーカイブ

12月18日は特別講義でした!

今回の講師は、作家の小野耕石さんです!!


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平面作品「Hundred Layers of Colors]」シリーズで知られる小野さん。
作品は、シルクスクリーンという版画の技法を用いて制作されています。








小野さんの作品を遠くから見ると、
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とても美しい平面作品に見えます。



もう少し寄ってみましょう。

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何層も色を重ねてあることに気付きます。



さらに寄ってみると、


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画像でわかるでしょうか?
無数のインクの柱がびっしりと並んでいます。




シルクスクリーンでドットを何層も何層も刷りあげることで生まれる柱たち。

初めて小野さんの作品を見る人は、「版画」と聞いて驚くのではないでしょうか。





学生時代、版画研究室にいた頃の作品がこちら。

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本!?


そう、これも全てインクで作られています。




自分の見つけたインクの可能性を信じ、長い時間をかけて研究を続け、昨今の作品へと繋がったそうです。



こんな可愛らしい作品も。
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そして、最近では動物の頭蓋骨を使った作品群も発表しております。


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インクの柱を一つ一つ移植するように接着しているとのこと。




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常に変化を続ける小野さんの作品に目を奪われ、作家として戦い続ける姿、言葉の強さに圧倒された、非常に印象的な講義でした。

小野さん、本当にありがとうございました!



(K)


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先日、びん博士の庄司太一氏を招いて特別講義を行っていただきました。


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先生は1948年宮城県仙台生まれで、通称「びん博士」と呼ばれています。
上智大学在学中の1970年代頃から、日本ではほとんど関心を持たれていなかったガラスびんの収集と
その歴史的背景に興味を抱くようになったそうです。

特別講義では以前ご出演されたテレビ番組や、写真を交えながらお話いただきました。


先生は1979年にワシントン州立大学に留学し、すでにアメリカで確立されていたボトル文化に触れて大いに
啓発されたそうです。

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帰国後びん収集をさらに本格化させ、1996年には東京の自宅庭に、線路の枕木を建材にした
日本初のガラスびん展示場「ボトルシアター」を開設します。


今回は富山のびんを交えながらもお話いただきました。
こちらは配置薬で古い気付け薬の「神薬」のびん。


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神薬は色々な会社が出していたのですね。
パッケージもとても魅力的です。


続いてトンボラムネのびん。トンボラムネさんは富山の会社なのです。
ご存知でない方もいらっしゃったのではないでしょうか?

形がどこか違いますね〜

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「底玉式ラムネというびん」と呼ばれるこちらのびんはトンボラムネ初代・翠田辰次郎氏が考案されたびんとの事。
越中富山市総曲輪町の〜...と、下の写真には記載されています。文章も時代を感じさせます。

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先生はいったいどこからこの文章を見つけてこられたのでしょうか?
びんにかける情熱は、他の追随を許しませんね。


また先生は1989年に32歳の若さで他界したミュージシャンである弟の遺志を継いで音楽活動を始め、
2005年にオリジナル曲のCD「ボトルフラグメント」をリリース。
その後は東京・渋谷のライブハウス「La.mama」を拠点に音楽活動も展開されています。


我々にもワンフレーズ、特別にお聞かせくださいました!!

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更に、先生の音楽活動の一端も見せて頂きました。

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「びんのハリケーン」と題された曲のPVを見せていただきました。
こちらはユーチューブでも見る事ができます。皆さんも是非!!

現在は東京・武蔵大学で教鞭を執る傍ら「原色日本壜図鑑」を製作中との事。

びん博士としての活動だけではなく音楽や本の執筆など、先生のご活躍は多岐に渡ります。
しかし、その活動内容は全て「びん」に繋がっています。

びんの話しだけではなく、好きなことや興味のある事を続けることとは、また、
表現者として「伝える事」とはどういった事なのかを、先生からお話いただきました。
とても貴重な時間となりました。


庄司先生、本当にありがとうございました!!


(S)

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今日はアーティスト・イン・レジデンスで滞在制作されていた
エヴァ・ノバコバさんの富山出発の日!

お世話になった事務所の方々にお別れのご挨拶です。

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みんなで車に向かうエヴァさんを見送ります。

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研究所のヴァーツラフ准教授もチェコ出身なので
エヴァさんの滞在制作では、とてもお世話になりました!

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学生からも熱いハグです!!!

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今回の滞在制作では
学生一人一人にも、色々なアドバイスを頂きました!!!

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お別れのハグ、、、
ですが、何だか少し嬉しそうな事務長さん〜

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一人一人に熱いハグです!

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中神先生もエヴァさんとハグ!

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あれれ??
なんだかハグじゃなくてダンスしてるみたい〜

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いよいよ出発の時!
エヴァさんが車に乗り込みます。

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「また来てね〜〜〜!!!」
エヴァさんの車が見えなくなるまで、みんな見送っていました。

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エヴァさん6週間の滞在制作、本当にお疲れさまでした!
またぜ日本に!富山に!遊びにきてくださいね〜〜〜

(I)






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今日はアーティスト・イン・レジデンス公開制作の日!!!
富山ガラス工房第2工房のスタジアムは、
観客の皆さんでいっぱいです!!

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今日はどんな作品を作るのか、事前に打合せです。

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今日は富山ガラス造形研究所のブライアン・コア准教授と
佐々木助手がメインでエヴァさんのデザインした吹きガラスを作っていきます。
こちらは今日制作する作品のデザインです。

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今日の司会は、富山ガラス造形研究所、造形科2年生の菊池大護くん!
吹きガラスの実況中継をしてくれます!!!

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吹きガラスを始める前に、エヴァさんからのご挨拶です。
皆さん、どうぞ楽しんでご覧ください〜

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さっそくブライアンさんが吹き始めました。

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ブライアンさんが持っている吹き竿のガラスに、
佐々木さんが温めているガラスを、、、

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上から被せます!!!

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先端に被せたガラスを、マーバーという鉄の台の上で
形を整えてしっかり被せていきます。

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こんなにきれいに被せることが出来ました!

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そのガラスの上に、溶解炉からガラスを巻き取ります。

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先ほどよりも大きくなったガラスの形を整えます。

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そしてさらにもう一回、ガラスを溶解炉から巻き取ります!

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ガラスの玉はさらに大きくなりました!
再び形を整えて、、、

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マーバー(鉄の台)の上で伸ばしながら、形作って行きます

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少し細長い形にしてから、、、

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ベンチで息を吹き入れ、膨らましていきます。

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息が入り、丸い形になってきました。

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ほぼ球体の形になったところで、もう一度温め直して、、、

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コルクを使って、球の形をつぶしていきます。

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楕円の形になりました!!!

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エヴァさんと形の確認です。

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形が決まったら、くくり目をしっかり入れて、、、

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別の棹(ポンテ)を反対側から付けて、切り離します。

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切り離した棹を冷めないように、温め直します。

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切り落とした口の部分を広げて、、、

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そこに本郷先生が別のオーブン(窯)から何やら取り出します。

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人の形???の先端をトーチを使って温めます。

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その人の形のパーツを、形作ったガラスの中に入れました!!!

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中に上手く入ったのが見えます!!!

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そして再び、本郷先生がパーツを持って来て、、、

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ガラスの中に付けて行きます!

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上手く付きました!!!

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この作業を何度も繰り返し、、、
一個だけ間違った場所に付いてしまいましたが、外そうとしている最中です。

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改めて正しい場所に付け直して、、、

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ようやく全てのパーツが中に収まりました!!!

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中にいる人の形、なんだかお地蔵さんのように見えます。
口元を閉じて行きます。

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口元を引っ張りながら、細くして行き、、、

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先端を切り落とします。

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先端部分がなくなり、ちょっとおむすびみたいな形に、、、

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先端をトーチでしっかりと加熱して、、、

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パッファーと呼ばれる道具で、息を吹き込み、
先端の形を膨らませます。

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膨らんだところで、エヴァさんと再び形のチェックです。

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ブライアンさんがコルクで先端の丸みをきれいに
整えていきます。

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どうかなー?
すごくきれいな形になりました!!!

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エヴァさんからOKサインが出たところで、
助手の佐々木さんが消防服に着替えます!!!

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大きくて熱いガラスを棹から切り離す時は、消防服は必須なんです。

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無事切り離し、徐冷炉と呼ばれる窯の中に入れることができました!!!
やったーーーー!!!

ガラスはここから一日かけてゆっくり冷まして常温まで冷ましていきます。

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エヴァさんを始め、
形を作ってくれたブライアンさん、
アシスタントをしてくれた本郷先生と佐々木さん、
手伝ってくれた学生の皆さん、助手の皆さんに盛大な拍手です!!!

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無事に作品も完成し、公開制作も無事に終了!!!

事前準備から当日のサポートまで行ってくださった富山ガラス工房の皆様、
本当にありがとうございました!!!

そして見に来てくださった皆様、本当にありがとうございました!!!(I)



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2011年3月以前のブログは旧ブログ「富山ガラス造形研究所の日々」(エキサイトブログ)でご覧いただくことが出来ます。

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