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学校ブログ [ 2014年11月 ] アーカイブ

キルン1、三つ目の課題は「フュージング、スランピングの技法を用いてオリジナルの表現を探る」というもの。
学生達は板ガラスを素材に、板同士を溶かし合わせたり、型に沿わせて曲げたりして、実験を重ねながら、独自の表現を探ってきました。



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こちらは短冊状に細く切った板ガラスを束ね、溶着した箇所と溶着していない箇所のガラスの動きの違いを利用して制作された作品。自分の意志から切り離れた、素材が見せる思いがけない表情がとてもダイナミックで新鮮な驚きを与えてくれます。
非常にインパクトのある作品に仕上がりました。



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こちらは水の中を泳ぐ魚をモチーフに、水の中を泳ぐ魚の動きや水の流れを表現した作品。
ガラスの中に閉じ込めた空気が魚の鱗としてしっかり残っており、それが美しい影となって壁に映し出されています。
溶け合ったガラスの素材感とコンセプトがよく合っていますね。



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こちらはもともと1枚の板だったガラスをひたすら丸く切って、それらを並べて溶着した作品です。
シンプルですが、丸と丸の重なりがとても綺麗ですね。切り出した丸はなんと300枚以上!
頭ではあまり考えず、無心で手を動かすことで、素材そのものの魅力がストレートに引き出されています。



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こちらは板ガラスの表面に細い溝を彫り、その溝に細かく砕いた板ガラスを詰め、層状に重ねて溶着した作品。
ガラス粒を詰めて溶かし合わせることで、ただの線ではない独特の表情が生まれています。
また、その線が重なる事で画面に奥行きが生まれ、ガラスならではの視覚効果が得られています。



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こちらは細く引いたガラス(ケイン)を溶着し、さらにそれを型に沿わせてスランプさせた作品。
ケインはただ細く引くだけでなく、途中で縒ってあり、枝についた水滴のような表情になっています。
展示方法も展示台から少し浮かせてあり、繊細で軽やかなイメージが強調され、とても美しい作品に仕上がっています。



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今回の講評会では、他の学生の作品についての意見交換はもちろんですが、自分の作品に対する責任の持ち方や自分の作品の捉え方、プレゼンの仕方についても意見が交わされ、非常に内容の濃い講評会になったと思います。そういった議論が自然と出てくるのは、皆が制作に真摯に取り組んでいることの表れだと思います。
また、ガラスの新しい表現の可能性をたくさん見る事ができ、渋谷先生もなんだか嬉しそうでした。

さあ、次の課題で1年生最後の課題になります。息つく間もありませんが、次の課題もこの調子で駆け抜けて行きましょう!(K)

コメント(0) 授業

  

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今年度のアーティスト•イン•レジデンス作家、パブリナ•チャンバロバさんによる公開講座が行われました。滞在制作が始まり早くも4週間が経ち、富山ガラス工房や研究所の環境に大分慣れてきました。ホットやコールドワークの授業ではデモンストレーションが行われ、エングレービング技法が紹介されました。また、授業外でも学生との面談やチェコにおけるガラスについての話を伺う機会が多くありました。
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現在パブリナさんは、オーストリア、ロブマイヤー社のエングレービング作家、兼個人作家として活動を行っています。国内外でのワークショップ講師や招聘作家活動を行うなど国際的にご活躍されています。今日の講座では、作品紹介と制作概念、また現在進められているプロジェクトについてスライドを交えながら説明して頂きました。
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これはパブリナさんが生まれ育ったチェコの小さな町です。小さな頃から石の収集が好きだったこともあり、15才から宝石のカット技法を学び始めました。その後、ノヴィ•ボルという町で3年間ガラスエングレービング技法を学び、オーストリアのロブマイヤー社に入社しました。現在は、ロブマイヤー社のアトリエで、勤務後や週末に自身の作品制作を行っています。
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パブリナさんの1つの作品シリーズとして、被せガラスに肖像画を彫るものがあります。被せガラスとは、透明と色ガラスが層でできているガラスのことです。色の層を削ることによって陰影を表現しています。
肖像画の作品は"人生の変化"をテーマとして制作しています。人生に希望を持つ人、変化を好む人、避ける人、様々です。外見のみではなくこういった内面を捉えて表現するように心掛けています。
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"日常の世界"や"人間関係"をテーマとして自身が抱いた感情や思いを表現した作品です。"パーティー"というタイトルの作品は、ダンスをしている人々を1つの空間に閉じ込めた作品です。フィギアの部分にカラフルな色が施されています。エングレービングが施されたガラス表面に着色するという試みは新たな展開です。
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エングレービング作家第一人者であったイジィ•ハルツバさんは、パブリナさんの師匠でもあり、ご友人でもありました。昨年他界され、後継者のないハルツバ邸の維持を目的としたプロジェクトが進んでいます。ハルツバさんは、パブリナさんの作家人生において重要な存在であったと言います。素晴らしい技術を持ち、自由で勢いのある表現をされていたハルツバさんに師事し、またワークショップでは一緒に教えるなど、パブリナさんは後世にエングレービング技法を伝承する存在になりつつあります。
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チェコ、ハラホフに位置するハルツバ邸一部のコールドワークアトリエは、世界最古にあたるそうです。将来、建築物の一部を、美術館や若い世代の作家のために制作場所として残す予定です。
最後に、このプロジェクトのために制作された"イジィ•ハルツバの家"というタイトルの映像が流れました。
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まだまだパブリナさんの"新しい出会い"をテーマとした制作は続きます。パブリナさんが富山に来てから出会った地元住民の方の肖像画をエングレービング技法を用いて制作しています。11月18日から開催される展覧会が楽しみです。素敵な講義ありがとうございました!!!(E)

コメント(0) 特別講義

  

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