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学校ブログ [ 2014年6月 ] アーカイブ

キルンクラス2年生は、校外学習として金沢にあるギャラリーや美術館に訪れました。9月にはマイルストーンギャラリーで学生11人によるグループ展開催を予定しています。"身を飾る"というテーマで制作するクラフト作品を一部として展示します。様々なクラフト展を見て、展示方法や価格帯などをリサーチします。
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最初に訪れたのは"G Wing's Gallery"です。ガラス作家の三浦さんと金属作家の角居さんの2人展が行われています。
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料理を器に盛った時に一番美味しく見えるように色は使わず、ガラスのもつ透明感を活かして制作しているそうです。また、ご自分の手の感覚で器の大きさや形をデザインしているというお話でした。
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角居さんは、地面に穴を掘ってアルミを鋳造するという独自の方法で制作されています。その他のスズを素材として制作されたカップや花器の表面には繊細なテクスチャーが施されていました。22種類の異なった模様が彫られた金槌を用いて、表面の細かなディテールを表現しているそうです。
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"金沢・クラフト広坂"には、卯辰山工房や牧山工房の若手作家による皿や花器、小さなオブジェなど創作ガラス作品が並んでいました。伝統的な柄や模様が施された扇や色糸が丁寧に巻かれた加賀手まりなど、皆さん興味深く観察していました。
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次に、"モノトヒトギャラリー"、"しいのき迎賓館"に行きました。中村氏の木工による玩具や家具作品は昔の思い出を呼び起こすような、遊び心があり温かみを感じるものでした。迎賓館では、私達の生活に調和するガラス、陶のクラフト作品を見ることができました。
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金沢21世紀美術館では自由行動となりました。アンドロ・エルリッヒの個展を含め5つの展示が同時開催されていました。そのひとつである建築家、中村好文氏の作品"小屋"です。環境汚染の問題を解く糸口になるようにと作られた作品です。皆さんの探究心を誘うアイディアの詰まった温かみを感じる居住空間でした。
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近江町市場での昼食後は、"ギャラリートネリコ"に訪れました。松下氏のガラス作品展"のぞきこんでみる"が開催されていました。"水中植物園"をテーマとし、キルンワーク、ホットワークとバーナーワークを組み合わせて制作されたオリジナリティーのある作品です。皆さんの制作における発想展開のヒントにもなったのではないでしょうか。
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新竪町商店街では、"ギャラリノワイヨ"や"骨董屋"を訪れ、ガラスの透明感を活かした美しいフォルムの皿やカップに出会いました。今日1日で多くのギャラリーや美術館に訪れました。9月に行われる展示に向けて良い資料収集が出来たと思います。夏期休暇中や後期には制作で忙しくなると思いますが、今日学んだことを作品制作に活かして下さい。キルンクラス全員が力を合わせて実りのあるグループ展が出来ますように。
9月に開催される展示会楽しみにしています。がんばれ!!!(E)

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ホット2の授業も前期、最後の課題となりました。最後の課題は、パフォーマンスです。条件は2つ。溶けたガラスを使い、10分以内のパフォーマンスを考えること。

パフォーマンスとは一体なんでしょうか?。パフォーマンスとは、ライブで演じることだけではありません。アクションが記録された痕跡や動画などもパフォーマンス作品です。ショーン先生の言っていたPerformanceとPerformativeについて考えてみましょう。日本語だととても訳しにくいのですが、この2つの間には大きな違いがあります。興味のある学生は各自リサーチをしてみましょう。

パフォーマンスの第一弾のデモは、風船を使用したデモです。みんなで風船にヘリウムガスを入れて、膨らませていきます。カラフルな風船にみんな楽しそうです。
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風船を膨らませたあとは、ガラスの器作りです。風船とガラス、一体なにが起こるのでしょうか。ワクワクしますね。
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器を制作している間、外では棚板を温めたり道具を用意したりと準備が進められています。そして完成した器をもって外へダッシュ!。
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そして、このガラスの器に溶解炉からレードルですくった熱々のガラスを入れます。風船には紐とスチールワイヤーをつけられています。そのワイヤーの先に溶けたガラスをつけ、手を離すと風船に引っ張られガラスの糸が上空へ。今回は、出来ませんでしたが、数百メートル上空までガラスの糸が続くこともあるそうです。
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熱いオレンジ色のガラスが透明の細い糸になり、風船に引っ張られ、風に漂いながら上空に上がっていく姿はとてもロマンチックでした。

個人面談では、みんないろいろなアイデアが浮かんでいましたね。今からみんながどんな作品をつくるのか楽しみです。熱いガラスを使ってパフォーマンスをしているアーティストは結構います。アイデアに詰まった人は、リサーチをしてみましょう。ガラスの可能性は無限ですよ。楽しんでください!。(R)

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今回は先日行われた、キルン2の講評会の様子をご紹介します。

キルン2最初の課題は「独自の表現を探る」。
自分の興味ある世界や自身のバックグラウンドを通して、自己の世界を展開していきます。

自分が惹かれる作家や作品をリサーチしたり、現在に至るまでの様々な経験を振り返ることで、自分自身と向き合い、実験やテストピース制作を繰り返しながら、それぞれ独自の表現へと昇華させていきました。

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「○○をテーマに...」「○○の技法を用いて...」など、具体的な課題を与えられて制作していた1年次とは違い、2年次からは、どんなものに興味があるのか、作品を通して何を表現したいのか、ということを自問自答し、自分の内側にあるものを軸に制作していかなければなりません。
今回の課題が始まった当初は「何を作ればいいのかわからない」という壁にぶつかり、なかなか作業が進まない学生も多く見受けられました。加えて技術面や制作工程での問題点などもあり、思い通りにいかないこともあったようです。それでもなんとか作品を仕上げようと努力し、講評会を迎えました!

ここから、一部ですが、学生達の力作をご紹介したいと思います。


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こちらは、ガラスの家。家にいるときに感じた思いや体験をもとに制作されました。ガラスを通して見える内側の朧げな光が素敵ですね。
内部の様子を窓や扉から覗けると面白いかも?




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こちらはエナメル絵付けで描いた模様をガラスの内側に閉じ込めた作品です。手紙や言葉をテーマにした作品で、パーツを溶着し、そこから形を削り出しています。
制作方法が独特でここからいろんなバリエーションが生まれそうです。






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こちらは強化ガラスの端材を使用した作品。ガラスの粒が溶け合って流れ落ちている表情が面白いです。照明や建築などにも応用出来そうですね。



今回の講評会の時点では、まだまだ実験段階で満足のいくものにならなかった学生が多かったように思いますが、裏を返せば、それだけ作品に伸びしろがあるということです。そして今悩んでいること、行き詰まっていることは、真摯に作品と自分自身に向き合っていけば必ず克服出来て、次に繋がっていくはずです。
7月に入るとあっという間に夏休み!夏休みが明けたらもう卒業制作が始まります!これから今まで以上に一日一日を大切にしていってください!頑張れ2年生!!!(K)



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今回はキルン1講評会の様子をお伝えします。

今回の課題作品は自然物をモチーフにパート・ド・ヴェールの技法を用いて制作しました。
ギャラリーにズラリと作品が並びます。
このようなスペースでの展示が初めての学生も多く、前日に配置、照明の当て方など試行錯誤しながら展示しました。

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キルンの講評会では、最初に作者が作品の説明をし、学生同士で意見を出し合い、助手、担当教員の順に講評を行います。
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一人ずつ作品とアイディアスケッチを紹介し、作品のテーマ、コンセプトなどを発表していきます。



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学生同士での意見交換。他の学生から意見をもらうことで、自分では気付けなかった作品の魅力や改善点等に気付くことができ、自分の作品を客観的に見つめ直すことが出来ます。その後、それぞれ渋谷先生から講評をいただきます。

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では、ここで少しですが学生達の力作ををご紹介したいと思います。

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こちらはペンギンの親子をモチーフにした作品。親鳥を見つめる雛の姿が愛らしいですね。
背景や氷の表現も素敵です。



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こちらはヤレータという乾燥地帯に群生する植物をモチーフにした作品。
モコモコとした立体感が色で見事に表現されています。



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こちらはサギをモチーフにした作品。羽毛の質感や瞳が特徴的に表現されています。
作品から堂々とした力強さを感じます。


こんな流れで全員の講評が終わり、最後に渋谷先生から今回の課題全体を通しての総評をいただいて講評会は無事終了。

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最初のキルンの課題で、手探りな面も沢山あったと思いますが、それでもここまで作品を作り上げて、皆すごいです!今回の経験を活かして次回以降の課題でも素敵な作品をつくっていってください。楽しみにしてまーす!(K)

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 火曜日と水曜日は造形科2年生のホットワークの授業日です。
昨日(6月17日)と本日の二日間、この授業にスペシャルゲストがやってきました!

 JOCELYNE PRINCEさんです。
10年前の2004年にも研究所のワークショップ講師をしていただいたことがあります。
アメリカのロードアイランド・スクール・オブ・デザインでガラスを教えていらっしゃるジョセリンさんは、ホットワーク2の担当であるショーン先生の恩師でもあります。
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 昨日の富山はとっても天気が良く、気温も30℃近くまでありました。
そんななか、学生はジョセリンさんとショーン先生と一緒に一日中、大きなボウルをいくつも制作していました。
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 朝から夕方までみんながんばりましたね。



 そして今日は
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 何だか、みんなの動きが慌ただしい。でも昨日のつづきでしょうか。ガラスを巻いている人たちがいます。

 でも・・・
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 ジョセリンさんに指示された様々なポーズをとる人たち!
何してるんですか〜? からだのあちこちがプルプルしていますよ!

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最後はみんなでミーティングです。
「舞踏」 「視線」 「安全第一」 「自分の動きに集中」・・・などのこれまた謎のキーワードばかり。


 実はこれを書いている私も(そして、もしかして学生のみんなも)何が行なわれるのかよくわかっていないのです。
HOT2の特別企画として今週の土曜日(6月21日)に研究所のホットショップでパフォーマンスが行なわれるそうです。
お近くの方、お時間のある方はぜひ、研究所のホットショップをのぞいてみてください。

なお、開始は6月21日(土)19:00からの予定です。(A)

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 今日は平面の講評会です。

 平面の授業は毎週金曜日の午前に行なわれています。最初の課題は鉛筆デッサンです。今年のモチーフは「履物1足、ガラス製品1点、直線を有する素材1点」で、これらを各自で構成して描きます。

 

 4月に入学してすぐに始まったこの課題は、授業での制作時間は15時間ほどでしょうか。

足りない分は自分で空き時間を見つけ、教室で、家で制作をすすめました。


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 午前中の3時間で16人の講評をするため、1人の講評時間は10分もありません。西先生、ずっとしゃべり通しです。途中の休憩時間にも学生からの質問に答えてくださっていました。

 

 この授業をしてくださる西治子先生は常にたくさんのアンテナを張り巡らせていて、とても話題が豊富なんです。西先生は携帯電話も持たず、パソコン、インターネットも全く使われないそうですが、新聞や図書館から情報を得ているそうです。その蓄積されたデータ量はインターネットにも負けません。その中から毎回、たくさんの書籍と興味深い話をみんなに紹介してくれます。

そして、授業では時々学生に質問を投げかけたり、ちょっとした課題が出されることもあります。

 ある日の課題をひとつご紹介します。

 

まず先生から「装飾品、身につけるものを1人ひとつずつあげてみて!」

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黒板に書かれた女性と男性に学生がひとつずつ、描き加えていきます。かなり出揃ったところで、カラフルな紙コップを1人ひとつずつ配ると「これを使って装飾品を作ってください!何でもいいですよ。実寸大じゃなくても、手持ちの素材と組み合わせてもいいです。」

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与えられた時間は30分なかったと思います。しゃかしゃかと手を動かして様々な装飾品が出来上がります。

 わずかな時間でしたがみんなの瞬発力に先生も関心していました!

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 今回のデッサンは少し描き足りない人が多かったように思います。平面の課題は授業以外の時間の使い方が重要になってきます。次の課題は夏休みも挟みますので、しっかり計画を立ててじっくり取り組んでください。

 

 次の課題は「色彩の研究」です。西先生がプリントを作ってきてくれました。

ちなみに、パソコンを使わない西先生はこちらもワープロで作られたそうです。

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まずはこれをベースに、自分にとって色彩とは何なのか、自分の好み、これからどう関わっていきたいかを整理してみてください。(A)

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本日は造形科1年生のコールドワーク講評会です!

造形科1年生もコールドワークを始めて約2ヶ月。根気と集中力を必要とする技法で、作業中の皆の顔は真剣そのもの!
気を緩めると一瞬で作品が壊れたり傷ついたりと、なかには涙を流す学生も。。

課題内容は板ガラスに伝統的な星形のカット(切り子のようにガラスを彫って模様を付ける技法)を施すといった内容です。


ロビーでの講評会。日光がとてもいいライティングになっています。始めての講評会に皆かなり緊張しています!
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20㎝×20㎝×1.2㎝の分厚い板ガラスに皆同じサイズで星形をカットし、その中心部分のフリースペースにオリジナルのデザインでカットします。
同じデザインで彫ったはずですが皆バラバラです!技術的なこともありますが、作者の個性にも思えます。作品と作者を照らし合わせると ... 「あー確かに!」と納得!

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講評も一通り終わったところで、スタニー先生から提案が!
「外に出て皆の作品を重ねてみよう!」
突然の提案に学生の皆は驚きながらも興味津々!でも一番ワクワクしているのはスタニー先生でした!
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皆で重ねていきます。欠けたりしないように慎重に....段々面白いものになってきましたよ!
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そして完成!非常に面白い視覚効果が生まれました!星が下まで続いて見え、深い海底を想像します。
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横から見ると1枚1枚板ガラスの違いが見てとれます。  上から見ると星の連続。思いがけない出来事に撮影会が始まりました。
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厳しいコールドワークの第一課題もこれにて終了。
削っては欠け、欠けを直しては削り過ぎ、時には割れやり直し...始めてのコールドワーク、泣きたくなることも多いと思います。
でももう少しの辛抱です!慣れれば楽しくなります!削りたくなります!セリウムをかけて不透明だったガラスが透明になる快感!
みんなももうすぐ味わえるでしょう!!

次の課題、「CUBE」はもっと難易度が上がりますが、学生の皆さん!集中し、楽しみながら作業を進めていきましょう!
おつかれさまでした!(Y)

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 研究科1年生は毎週火曜日に「応用造形」という授業があります。

例年、今までの自分の作品をマッピングしてプレゼンテーションしたり、各自のアイデアソースや好きな作家を発表し、ディスカッションをしたりといった授業をおこなっています。

 

 今年はそれに新しいプロジェクトが加わりました。大阪産業大学デザイン工学部の建築・環境デザイン学科との共同授業です。

大阪産業大学の教授である笹岡敬先生が担当されているクラスでは身の回りのものや空間など、あらゆるもののデザインを幅広く学んでいる9名の学生がいます。

その授業の中で、「ガラス成形を使用したプロダクト製品研究」という課題を行なうにあたり、研究科1年生の4名が協力させてもらうことになったのです。

 今回使用するのは厚みが56ミリの40センチ角の板ガラスです。

研究所の学生も板ガラスはよく使いますね。カットして接着したり、溶着したり、細かく砕いてキャストにする場合もありますが、今回は1回のスランピングでできる形という条件の課題です。

 

 4月の初めから始動したこのプロジェクトでは本郷先生を中心に週に1回、skypeでのミーティングを重ねながら進んできました。

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 デザイン画やモデルを見せてもらうと、えっ、と思うようなアイデアに驚くこともありましたが、研究科の4人は学校が終わった後や、ワークショップ中にも遅くまで残ってガラスの加工や、カマ入れをして何とか形になってきました。

 

 前置きが長くなりましたが、今日はその大阪産業大学の笹岡先生と、建築・環境デザイン学科の学生さんたちが研究所にいらっしゃいました。

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研究所をぐるりと見学すると、さっそく出来上がった作品たちのお披露目です。

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直接お話するのは今日が初めてで、お互い少し緊張気味・・・かな。仕上がり具合などチェックしてもらいます。

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 型の跡がついてしまったり、思わぬ部分が引っ張られてしまったりして上手くいかなかったものも、かえって新鮮に写ったようで、形はほぼ合格点をもらえたようです。この後のガラス表面の仕上げや、断面の処理方法も直接確認することができました。

 

 今回の課題を通して、どんな型、離型材を使い、何℃でどの位キープしたらいいいかなど技術的なことでの試行錯誤もしましたが、相手が一番大切にしていることを探ったり、ガラスでできること、できないことを説明することの難しさも経験しました。研究所内はガラスに興味があり、ガラスが好きで、ガラスのことを良く知っている人ばかりですが、卒業してから関わりを持つ人はそうとは限りません。今回のプロジェクトを通してガラスという素材をプレゼンテーションする方法についても考えることができたようです。(A)

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 はじめてのワークショップが終わり、気持ちも身体も休むヒマなく授業がはじまりましたが、今日はコールドワークの課題で使うためのキューブを作ります。
 ホットワークの授業では基本的な技術の練習を行ってきました。
まずサオにガラスを巻いてきてブローをいれて、ジャックでくくって球を作りました。そしてその球にポンテをとって落とす練習を繰り返しました。そろそろ口を開いてコップを作れるかなという段階までたどり着いたのですが、今日は今までとは違うことをします。

 いつもはサオにガラスを巻くのは2回程度です。ただ、今回は8センチ角のキューブを作りますので恐らく4回、5回巻かなければいけません。幸い、前日までの夏を先取りした暑さは少し落ち着いて今日のホットショップは作業しやすそうです。
でもみんなの疲れはピークです。無理をせず水分補給も忘れずに!さあ、はじめましょう!

 まず、助手の横山さんがお手本を見せてくれます。
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DSC06646.JPGどんどん大きくなるガラスにみんな不安気でした。


そして、さっそく各ベンチに分かれて制作開始です!
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 今まで扱ったことのない大きさ、重さに悪戦苦闘です。先生や友達のサポートを受けながらがんばります。
今日の目標はひとり2つです。2つ目になると作業の手順も頭に入り、アシスタントの動きも無駄がありません。
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 指定されたサイズは8㎝×8㎝です。これを7㎝角に削ってそれぞれの作品が生まれてきます。
こちらはだいぶがんばりましたね〜!3つ分くらいはありそうです。あまりの大きさに思わずみんな笑顔。
でもはじめてのことなのでどのくらい巻いたらいいのか、どのくらい伸ばしたらいいのか本当に難しいんです。
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終了予定時間はほんの少しオーバーしましたが、大きなケガもなく無事に全員分を完成することができました。
みんなおつかれさま!
朝も早かったのに表情にはあまり疲れが見えません。逆に生き生きとしてたくましくなったような・・・
大変な一日だったけど、今日は一気にガラスと仲良くなれたのではないでしょうか。(A)

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 今日は月に一度の研究科チェックの日です。
先生方5人で学生の制作場所をまわっていきます。
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 前回のチェックでは新生活に慣れていなかったり、やりたいことが絞り切れていなかったりと具体的なプランがなかなか出てきていませんでしたが、今回は興味深いテストピースや原型や、ユニークなアイデアスケッチも見られました。
 最終的な作品としてイメージしやすくなり、先生方からの質問も具体的で細部にわたるものが増えてきたように思います。
今日のアドバイスを受けて迷いがなくなった人もいれば、新たな悩みが増えた人もいるようですが、中間講評まであと3週間ほどです。迷っている時間もあまりなさそうです。自分を信じてやるしかありません。中間講評にどんな作品が登場するのか楽しみです。(A)

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 土日を返上して走り抜いたワークショップも気付けばあっという間に終わってしまいました。
学生も教職員も休む間もなく月曜日からは授業開始です。

そんななか、「エイドリアンさんが研究所を出発します!」と校内放送がかかると学生、教職員がホールに集まってきました。みんなでアーチを作ってエイドリアンさんをお見送りです。

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 忙しかったけれど、とっても充実したワークショップでした。
エイドリアンさん、あらためてありがとうございました!どうぞお元気で!(A)

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とうとう今回のワークショップも最終日となりました!
一目で研究所のスタッフだとわかる服装でエイドリアンさんを空港にお迎えに行ったのが昨日のように感じられますね。
名残惜しさを感じながら最終日スタートです!

今日はいよいよ昨日まで制作してきた型の内部からWAXを溶かして抜き取る作業(脱蝋)のデモンストレーションから始まりました!
今回の脱蝋は水蒸気を使ってWAXを溶かし出します。型をとろ舟にセットした台座の上に並べて置き、圧力鍋で水蒸気を型の内部に吹き付けていきます。
このとき、保温をするためにカバーを被せて熱の逃げを防ぎます。

並べて置きます非常に重いのでここはショーンさんの出番!   中の黄色い部分がWAXです。この部分を溶かしていきます。
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型穴の中心のこのホースがくるようにして固定します。     断熱材を被せるとこんなかんじ。かなりしっかりと被せて熱の逃げを防ぎます。
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   3〜4時間待ちます。交代制で火の番をします。
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ここからは学生の制作!
外型に強度を持たせる「キャスタブル」を混ぜる作業、水と石膏とキャスタブルを混ぜます。セメントを作る作業と似ています!
配合を間違えると強度が落ち、石膏型に塗りにくくなったりするので学生は間違えないよう必死です!

粉が舞うので屋外での作業。晴天に恵まれております。      煙っていますね。
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  初めての感触に思わず...
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                                                    目盛りの読み違えが無いか3人でチェック!
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一方、会議室ではスライドレクチャーが開かれました。一般の参加者も見受けられ、エイドリアンさんの作品や制作プロセスなど、皆さん興味深く聴講されていました。
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学生の制作は続きます。 ペタペタと固まる前に塗り付けます。この作業は素早くしないとガチガチに固まってしまうのです。       
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さて、一方デモンストレーションは脱蝋が終わったため保温カバーを外し、次の工程に移ります。
中でドロドロに溶けたWAXを全て流し出します。このとき、型、WAXとも熱くなっているので要注意です!厚手のゴム手袋必須です!
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全部流し出したら内部をきれいに水で洗い流します。その後は型に詰めるガラス量を計算します。これを誤るとガラスが足りなかったり、多すぎたりするので注意が必要です。

ゴミが残るとガラス作品にそのまま残る...なんてことも。豪快に水で流します。     水を使って正確に計算します。
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最後のデモンストレーションはWAXのリサイクル法です。リサイクルできる物は何でもリサイクルして丁寧に使います。
水を含んだWAXを鍋で煮立たせ、少し時間を置き、水とWAXが分離したタイミングを見計らって小分けの容器に移します。
固まるまで待ったら完成!

トロ舟一杯WAX。凄い量です。                                 上澄みを掬ってトレイへ。
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そしてついに....
全てのデモンストレーションが終了しました!!
原型作りからWAXがけ、中空吊り中子からキャスタブル補強。全ての工程を丁寧にわかりやすく教えて頂いたエイドリアンさんにTIGAから盛大な拍手が送られました。エイドリアンさん、お疲れさまです!
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ですが!
息つく暇も無く、今からフェアウェルパーティー!感謝の気持ちを込めてパーティー開催!
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忙しい合間を縫って料理の準備をしてくれました!ありがとう!        毎年恒例、流しそうめん!エイドリアンさん、とても喜んでくれました!
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みんな楽しそう!左の彼女は司会進行役!着物姿で日本をアピール!気合い入ってます!記念にサインT-シャツ!にやにや。
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最後は皆で夏先取りで花火!
S谷先生が一番はしゃいでいました!
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最後はライトを使ってサプライズ!ぶっつけ本番のわりに上手にできました!
『Thank you!! Adrianne♡』
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2014年春ワークショップも今日で無事終了しました!
ハイレベルな型取りと初めて見る技法や意外な道具の使い方に目から鱗の一週間でした!
研究科や2年生はもちろん、ガラスを勉強しはじめて2ヶ月の1年生も必死になって学びました。入学から2ヶ月...あどけなかった表情はみごとに、もの作りに携わるヒトの顔に変わっていました。これには感動。感涙。学生の皆さん!この経験を活かし、制作に邁進しましょう!
エイドリアンさん、素晴らしい1週間をありがとうございました!またお会いできる日を楽しみにしています!

Thank you Adrianne!!  We hope We can see you again sometime soon!! 
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