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学校ブログ [ 2011年11月 ] アーカイブ

今日は久しぶりに造形科1年生の様子を見てみましょう!
いよいよキルンワーククラスの講評が明日に迫ってきました。
今回はどんな制作だったのか遡って見てみましょう。

課題は「"形態"をテーマにキャスティング技法を用いて制作する」というもの。
キャスティング(キルンキャスティング)というのは、耐火石膏等で作った型の中に
ガラスの塊を詰め、電気炉の中で徐々に温度を800℃〜900℃ぐらいまで上げ、
ガラスを溶かし、型の隅々までガラスを行き渡らせて形を作る、鋳造の一種です。


今回は形態というテーマ。今まで取り組んだ事の無い課題に、学生達も初めはなかなか手が進まない様子。
そんな中、渋谷先生の紹介した、「紙や針金を構成して、自分の気になる線、面、形を見つける方法」が
自分に合っていると感じた学生も。


P1050382.JPG写真は針金でラインを見つけ出し、そこに布を張って今度は面を見つけ出し、最後に粘土のモデルにまでしたところ。
自分の好きな形を見つけ、形にする。これ、簡単な様で結構難しいんです。
今まで良いと思っていた形と違う形が表れ、中には、自分の新たな一面を発見した人も。



P1050388.JPG



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こちらは、粘土のモデルを石膏に置き換え、削ったり磨いて立体として美しいか、面白いか等確認しています。
その後原型を制作しているんですね。ガラスになるまで時間がかかる工程ですが、このプロセスがとても大事なんです。
良いと思った形やラインを選び出し、きちんと確認し検証出来るからなんですね。



P1050412.JPG
型が完成し、ガラスを詰め、窯に入れたところ。皆良く頑張りました。



P1050410.JPG
こちらは何をしているところかと言うと、



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キルンワークで欠かせない、温度の上げ下げや、ある温度で一定時間キープするためのプログラムを話し合っているところです。
こういったプログラムを考えることも少しずつ学んでるんですね。



P1050417.JPG

そして無事溶けました!電気炉(窯)から取り出し、型を外したのち、研磨加工等をしていきます。
どんな作品になるか、乞うご期待!!


そしておまけの1枚をパチリ。
P1050413.JPG
造形科1年生は課題も多く大変だけど、切磋琢磨する仲間がいるのは本当に心強いですよね。だからあえて、Please enjoy your busy T.I.G.A. life!! (T)

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先週の金曜日、11月25日に特別講義がありました。
今回のゲストはなんと、現代美術のフィールドで活躍されているパラモデルのお二人です!!

現在、大阪の国立国際美術館で行われている展覧会「世界制作の方法」や、
京都国際マンガミュージアムで行われている「赤塚不二夫マンガ大学展」に出品されており、
とーってもお忙しい中、富山に来て下さいました!ありがとうございます!!


こちらがパラモデルのお二人。( 画面左が中野裕介さん、右が林泰彦さんです。)

20111128-1.jpg
お二人の出会いは京都市立芸術大学在学中だそうです。

日本画専攻だったの中野さんと構想設計専攻(美術の枠組みにとらわれずに、様々なメディアを用いて
作品を作るような場所、のようです)だった林さん。
一見何の共通点もなさそうな分野の二人が同じ東大阪出身ということもあり、仲良くなっていったそうです。

そして2001年に結成されたパラモデル。
そしてこの「パラモデル」という名前の由来というか理由が、二人の活動のコンセプトの役割をしているのです。

いろーんな表現の方法をとっているアーティストですが、根っこはひとつというか...。
うーん、だからこそいろんな事が出来るのかもしれませんが...。



こちらが代表作のひとつでもある、「パラモデリック・グラフィティー」という作品。
みなさんご存知ではないでしょうか?

20111128-2.jpg
この作品、プラレールというレールを繋ぎ合わせるおもちゃを使って、空間におおきなドローイングを描いている感じだそうです。

部屋一面に描かれると視線が自然と動き続けてしまうから不思議です。

「遊びの行為がそのまま作品になるという魅力やいつまでも拡張し続ける可能性を残しているもの、工事現場のようなものがつくりたい」
という言葉がとても印象的でした。

そして今回のレクチャーでは、「パラモデル」として活動する以前からの作品も紹介してくださいました。
「これかなり前の作品で最近見せてないから、だいぶ恥ずかしいですわ〜」
と言いながらもアニメーションの作品などを見せてくださいました。貴重です!

20111128-3.jpg

そしてこちらは平面作品。
20111128-4.jpg
パラモデルのお二人の作品は、本当に多種多様な表現の形式で制作されていて、改めてその自由な発想や
アイデアの発展のさせ方に驚かされてしまいました。

得意分野の異なる二人が生み出すから、きっといろんな方向に転がっていく可能性が生まれるんでしょうね。


今回の講義、本当に勉強になりました!どうもありがとうございました!!



ここでちょっとオマケ。
実はレクチャーの前に少し時間があったので、せっかくなのでお二人に吹きガラスをやってもらいました!
その様子をちょっとだけ。

まずは中野さんから。おちょこにチャレンジです。
あれ!?いい感じに出来てますね!本郷先生も「見てるだけ〜」です。
すごいなぁ〜

20111128-5.jpg
そして次は林さん。口のうすーいビールグラスにチャレンジ!正直、難易度高いです。

20111128-6.jpg
中野さんがやっている様子をちらちらと見ながら、竿を回す練習をしていただけあって、上手い!!
マーバーもスイスイころころ、お手の物です。
というかお二人とも初めてとは思えないくらいに上手なんです。これにはびっくり。

作ったおちょことグラス、責任もってお送りしますので楽しみにしていてください!
ではでは、本当にどうもありがとうございました!(K)

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ご存知の方もおられると思いますが富山ガラス造形研究所では昨年度よりアーティスト・イン・レジデンス事業を行っています。
これは6週間にわたり選ばれた作家が滞在し制作をおこなうプログラムです。数多くの応募者から見事選ばれたのはドイツ出身のアナ・ムラゾウスキーさん。富山での作品づくりの成果は展覧会にて発表されます。
Tiga is having a program named "Artist in Residence"from last year.The artist stays in Toyama and does their own work for 6 weeks and have an exhibition at the end of this project.
This year we're having Anna Mlasowsky from Germany!!
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本日、展覧会初日です!その様子をちょっぴりご紹介しましょう。
Today is the first day of the exhibition.I'd like to show you some pictures little bit.
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今回の彼女のテーマは"SYNERGY"(シナジー)なのですが、一体どういう内容なの?かというと・・・。
"SYNERGY"とは2つまたはそれ以上の要素が結びつきによってもたらされる相乗効果のことです。
私たちを取り囲む世界は空気や水、火、土などの力によって出来ておりまた常に形を変えていく連続的な流れで、私たち人間もその中で生きています。自然が生み出す力の大きさ、それが私たちにとっていかに影響を与えているかということを再認識してもらうことを全体のテーマとしている展覧会です。

This time her concept is "SYNERGY"-the combination of elemental forces shape and change our environment.
Environmental systems are shaped by the force of the elements-water,fire,air and soil. During my residency in Toyama have I been investigating in the beauty of the environmental forces causing erosion, evolution, aging and growth.   



2011_1121_101559AA.JPG
こちらはヘッドフォンで音を聞きながら鑑賞する作品です。泥のようにしたガラスを、水の中である一定の振動(音)を加えて沈殿させ、本来は目に見えない「音」を視覚化したもの。そしてその「音」自体も聞くことができます。音の違いによって生み出される形の違いがおもしろい!!
This piece you can listen the sound with seeing the piece at the same time.She has used glass as a soil-like sediement exposing it to water and give them a vibration to create the pattern and you can listen the sound it self as well!!


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虫メガネで細部を見る作品など、思わずこれがガラス?!というような作品もあり、驚きます。
This pieces you can see the detail of the glass surfase using the lens. It doesn't looks like glass,surprise!!!


本日から一週間、富山ガラス造形研究所ホールにて開催しておりますので皆さま是非お越し下さい。(I)
If you haven't been there yet,please come and visit,you are always welcome!
The exhibition is going to finish on 27th of November 1pm.
展覧会:11.21(mon)〜11.27(sun)10:00〜16:00   最終日13:00まで









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今日は、金沢21世紀美術館の館長である、秋元雄史氏を招いてスライドレクチャーをしていただきました。

21世紀美術館といえば、さまざまな現代美術の作品が見れる美術館。

富山からも1時間で行けるので、学生も、そして研究所スタッフも、
毎回毎回、展覧会を楽しみにしている美術館であります。

今日はどんなお話が聞けるのか、とても楽しみです!!

こちらが、秋元さんです。

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秋元さんは、1992年から2004年までベネッセアートサイト直島にて、チーフキュレーターを、
2004年から2006年まで地中美術館館長、ベネッセアートサイト直島のアーティスティックディレクター、
そして2007年より金沢21世紀美術館の館長をされています。

なんともすごいお方です。
そのため、はじめはすごく緊張してしまいましたが、
とても気さくな方ですっかりいろいろなお話を楽しませていただきました。


講義の内容はというと、まずは21世紀美術館の特色や活動内容について。

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そして、数々のコレクション作品を紹介してくださいました。

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こちらは2010年に行われた第1回 金沢・世界工芸トリエンナーレ。
秋元さんはディレクターとして新しい時代の工芸を世界に向けて発信する展覧会を企画されています。

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金沢という街は、伝統工芸が根付いている場所。
街と美術館が一体となって、伝統を未来に繋げる活動に、とてもパワーがあります!

実は来年早々に、秋元さんがキュレーションする工芸の展覧会があるそうです。
どんな展覧会になるのか、今からとても楽しみです!

講義後の質問タイムでは、学生からも先生達からも率直な質問や疑問がたくさんでました。
それに対して新たな視点からのお答えやアドバイスをしてくださり、とてもためになる講義となりました。

秋元さん、お忙しい中、本当にありがとうございました!!(K)


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2011年3月以前のブログは旧ブログ「富山ガラス造形研究所の日々」(エキサイトブログ)でご覧いただくことが出来ます。

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